第二次世界大戦中のハンガリーの真実の話。ナチス兵の軍服を着て、たくさんのユダヤ人の命を救った青年エレク(ジョナス・アームストロン)の姿に迫る。この伝説の若者ピンチャス・ローゼンバウム氏をモデルに映画化された衝撃の物語。
1944年、第2次世界大戦中のハンガリーはドイツ軍と同盟を結んでいたので、ユダヤ人は守られていて(強制労働はさせられていたが)戦火を逃れていた。だが、次第にドイツ軍の形勢が不利になったことから、ハンガリーを護ろうと国家元首のホルティ(ベン・キングズレー)は連合国側に講和を内密に進めていく。
そのことをかぎ付けたドイツはブダペストに侵攻し、ユダヤ人一掃作戦を開始する。
全編、英語なので物足りなく感じたが、描かれていたことは事実に即していて、よくぞ、こんなことができた❗️とハラハラしどうしだった。
この作戦は「マルガレーテ作戦」と呼ばれ、指揮をしたのがアドルフ・アイヒマン。ヒトラー(?)との電話で「1日一万人を目標にやっています」と報告していた。
ドイツ兵になりすましたユダヤ人のエレクとその友の2名がナチス高官の軍服を着ていたが、友が撃たれて死にそうな時に「この軍服で死にたくない」と叫んでいた。
最後に本人の映像もあってホッとしたが、これをドイツ語、ハンガリー語でやっていれば、うんとレベルが上がったのに……と思った。
☆未体験ゾーンの映画たち2018の作品。