高校生の小石川光希(桜井日奈子)は突然両親から離婚すると言われて驚くが、さらに驚くことがあった。
ハワイの旅行先で出会った松浦夫妻と意気投合して、母親・留美(檀れい)がその夫・要士(谷原章介)と、父親・仁(筒井道隆)がその妻・千弥子(中山美穂)と恋に落ち、お互いパートナーを交換して再婚するのだと言う。
松浦夫妻の一人息子・遊(吉沢亮)も一緒に一軒家で暮らすことを告げられる。もう既に家は準備済みで、遊は同じ歳で転校先も一緒……。
光希はそんな理解できない行動をする大人たちとは交わりたくなくて孤立するが、遊のほうは気にする気配はない。そんな遊だがけっこう親切なので仲良くなるが……。
1990年代に書かれた吉住渉の少女漫画の映画化。互いの両親のパートナーを交換しての再婚により、一つ屋根の下で暮らすことになった高校生の男女の話。
集英社の月刊少女マンガ誌「りぼん」に1992年頃から連載されて、シリーズになって発行部数が1,000万部という大人気コミック。
えええっ、頭がこんがらがるし、妙なお話だ。ミッキー年代なら理解不能。今の少女漫画なら考えられないことはないが、20年前にこの設定はどうなの? と感じた。
主役の若い2人、桜井日奈子と吉沢亮はとても新鮮で学校で起こる出来事も納得だが、交換夫婦のご一行4人様の生活実態はゼロ。高校生2人を家において旅行に行ってしまったり、食事風景も歯の浮くような料理の褒め合い合戦。
漫画原作だからと我慢しながら見たが、とてもついていけないミッキー。でも、吉沢亮くんは6月公開の『猫は抱くもの』の公開が待っているし、日奈子ちゃんは「岡山美少女美人コンテスト」のグランプリに輝いて「岡山の奇跡」とも言われている美少女だから、応援してあげたい気持ちいっぱいだ。