環太平洋を激震させたKAIJU群との戦いから10年。今は亡き英雄・ペントコストの息子ジェイク(ジョン・ボイエガ)はイェーガー・パイロットとしていい腕を持っていたが亡き父が作った組織PPDCから離れて、立ち入り禁止の10年前の戦いの残骸の中から売れる物を見つけては、違法な転売行為をしていた。
そんなある日、その立ち入り禁止区域で密かにパーツを集めて小さなイェーガーをつくっている少女アマーラ(ケイリー・スピーニー)と出会った。
だが二人はここで組織PPDCに見つかりパイロット養成施設に連れて行かれる。そこにはジェイクの義姉・森マコ(菊地凛子)が高官となっていて、彼女からここで若い訓練生を指導するように命じられる。もちろん、一緒に逮捕されたアマーラも彼のもとで訓練生となる。
試写で観たのは2D吹き替えだったので少しがっかりしたが、観ていくうちに声の出演が有名俳優さんではなくて全て「声優」さんで違和感がなく、ストーリーもすっと頭に入ってきた。
巨大怪獣機械イェーガーに2人の操縦者が乗って、気持ちを一つにして敵と戦うのだが「気を合わす」難しさも描かれていた。
最後は富士山の爆発を誘い出すという敵の戦略を阻止する場面だが、日本の本物の光景じゃなくて、どこかのビル群やどこかの景色を当てていて、おかしな看板を見るのも面白かった。
菊池凛子さんは名誉の死を遂げて早々と画面から消えてしまうのは残念だったが、映像は遠近のバランスが良くて、3Dも観たくなった。