社会の底辺で生きる「女」対決として、先日シネマスコーレでみた『愛の病』と比べてみたいと思ったのもある。現実で起きたことと原作ものの違いがあるが、ミッキーの好みとしては『愛の病』、主演女優はこちらの城アンティアさんが肉感的でいい。だがセックスシーンは断然『愛の病』。
🎬『レッド・スパロー』フランシス・ローレンス監督/アメリカ/140分/3月30日よりTOHOシネマズ日比谷他にて全国ロードショー公開
ボリショイバレー団の舞台で踊っている最中の事故によって、バレリーナの道を断念したドミニカ(ジェニファー・ローレンス)だが、バレー団から与えられていた豪華な住まいや病弱な母親が施設から追い出される憂き目にあう。既に母親の世話をつきっきりでしていた介護士は来ていない。
そんな時、ロシアのスパイ組織で活動している亡き父の兄・イヴァン(マティアス・スーナルツ)は、住まいや母親の治療を条件に、ドミニカにスパイ養成学校に入ることを提案してきた。
見応えあり!! 事故で足を痛めるまでのバレーシーンに釘付け!! ミッキーはほぼ半分以上はご本人と確信した。両腕を上げた姿の時、バレリーナではつくはずのないたるみ部分があったからだ。でもよくぞここまで訓練した!! と感動した。
後から資料を読んで、この時の相手男性ダンサーがセルゲイ・ポルーニンさん‼️ ええ、ウソ〜と叫んでしまった。いやいや、もう一度劇場で観たい。他にもこの人見たことある……と、一瞬だけの方もいて、これはDVDで見るしかない。
美しいのはもちろんだが体も均整が取れていて、動きも素早い。元バレリーナだから、男を女の魅力で陥落させる条件はバッチリなドミニカ。母親は「イヴァンには気をつけるように、少女時代からお前狙っていたからね」という心配を物ともせずにスパイ活動に突き進んで行く様子は、140分ずっと見惚れっぱなしだ。
☆スパイ学校の校長? のシャーロット・ランプリングが怖いし、わけもなく生徒を真っ裸にする時の目が座っていて不気味。それに引き換えドミニカのターゲットであるCIAのスパイのナサニエル(ジョエル・エドガートン)はスパイのスパイスがちょっと足りない。
☆全編英語だったがなぜかロシア語風に聞こえたから気にならなかった。不思議だ。