2018年03月20日

『時間回廊の殺人』『愛の病』名古屋シネマスコーレにて

大阪アジアンの受賞作品で観ているのは1作品のみ。ガックリ……。あれこれ迷ったり、中国の映画祭とドッキングしていたりで見逃したのも多々あった。こればかりは時の運、チョイス運任せだ。

🎬『時間回廊の殺人』イム・デウン監督/韓国/100分

1992年11月11日、ウィルン洞34番地にある一軒家で殺人事件が起き、その家の主婦ミヒ(キム・ユンジン)が夫と息子の殺害容疑で逮捕される。息子の死体は見つからず、彼女は無実と訴えるが懲役30年という刑が下る。

それから25年、喉頭がんを患っている彼女は仮釈放され、未だに行方不明の息子を捜す手掛かりを得ようと事件現場である家に住む。そこは老巧化してまともに住める状態ではなかったが、ミヒは「あの事件」と同じ気配を感じていた。

彼女をケアする神父・チェ(オク・テジュン)は彼女を訪ねるが心を閉ざして何も語らなかった。

2013年のベネズエラのアレハンドロ・イダルゴ監督『マザーハウス 恐怖の使者』を韓国がリメイクしたハウスミステリー。

キム・ユンジンさん目当てで観に行った。時間軸がちょっと特殊でそれを理解するまで頭が混乱した。曰く因縁のある家で25年ごとに繰り返される「忽然」と消える事件が3代続いて、時間軸がねじれて? いるようにも感じた。

画面が異様に暗かったのでストーリーもユンジンさんの必死さも半分くらいしか堪能できなかった。元の『マザーハウス 恐怖の使者』のDVDで再度ハウスミステリー楽しみたい。

🎬『愛の病』吉田浩太監督/96分

ヒモ同然の夫と別れて実家に子連れで出戻ったエミコ(瀬戸さおり)は、兄夫婦から疎んじられるが、生活費を入れる条件で同居させてもらう。エミコの両親は初孫可愛さで面倒を見てくれるので居心地は悪くない。

働き口は「可愛いし、声もいいから」とおだてられて、出会い系サイトのサクラをして生活費を稼ぐようなった。瞬く間に売れっ子になったエミコは、自動車修理工のウブな青年・真之助(岡山天音)が自分の言うことならなんでも聞くと確信して、なんだかんだとウソを言ってお金を巻き上げはじめて……。

映画より現実が「映画」的なこの作品。監督さんは『スキマスキ』の吉田浩太。少し前に観た『全員死刑』(2004年に福岡県大牟田市で、ある一家を殺害して死刑判決を下された親子4名)もこの『愛の病』(2002年に起きた和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件)も実際に起きた事件を基にしている。

映画だからちょっと大げさになってるのかとネットでいろいろ調べたが、現実はもっとひどかったようだ。愛の病というより「バカの病」といいたいほどだ。

瀬戸さおりさんの無防備な色気。監督さん得意のセックスシーン(秀逸 ! )。実家母親に藤田朋子さん、エミコが好きになる男の姉に山田真歩さんとちょっと出てくるだけだが印象に残る俳優さんの「配置」がいい。

posted by ミッキー at 02:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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