2018年03月01日

2017年・たった1本が貴重なベストワンに 東京都在住・井上氏

去年はつくづく運のない年でした。エスカレーターの上から落ちてきた大型キャリーで大怪我をして入院、リハビリと、趣味にしていた映画を観ることが出来なかった一年でした。今、78歳で「映画よ、さようなら」と運命の神様が言っているように思えました。とにかく事故以来、都会の人混みが恐く感じます。

そんな中で、やっと秋になって近くのシネコンでただ1本観たのかイラン、フランス合作映画『セールスマン』でした。

その1本しか書くことがないですが、それでもこの1本が、弱気な私がなんとか映画館まで行けたと少し自信がつき、シネマジャーナルの方々に「いいチョイスだった」とほめていただいて嬉しい1本になりました。この1本だけで書かせてもらうことをお許しください。

ご存知『彼女が消えた浜辺』『別離」『ある過去の行方』などで知られるイランの名匠アスガー・ファルハディ監督の『セールスマン』の感想です。

開発という「破壊」で急激に変化する都市テヘラン在住の若い夫婦エマットとラナは国語教師で共に小さな劇団に所属していた。アーサーミラーの原作の舞台「セールスマンの死」の稽古に忙しい毎日だった。そして初日の夜、ラナが暴行事件の被害者になってしまう。

以後、夫婦の関係は悪化する。夫は性格異常とも思える様子で犯人を追いつめていく。夫が手にしようとしたものは何だったのか考えさせられました。所々に「セールスマンの死」があわせ鏡のごとく作品の随所に使用されていて、何より優れた台詞のドラマでした。監督の過去の作品を観ていたことが、この作品を知る手がかりにもなりました。

☆2017年の作品で観たいと思ったのは『人生フルーツ』『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名はカメジロー』『ヨーヨーマと旅するシルクロード』わたしはダニエル・ブレイク』『ムーンライト』『彼女の人生は間違いじゃない』『残像』『あさがくるまえに』『わたしたち』『婚約者の友人』『パターソン』『三度目の殺人』『エルンスト』ブレードランナー2049』……DVDになったら見てみようと思います。
posted by ミッキー at 03:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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