2018年03月01日

名古屋ミニシアターシネマスコーレのスタッフ。3D 作品の特集上映企画担当伊藤さんのベストテンと 3D体験記

2017年はこの10本! 伊藤新悟

第1位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス 次世代IMAX3D版
大好きな映画監督ジェームズ・ガン。『スリザー』や『スーパー!』など自身の B 級路線のテイストを 残しながらマーベルコミック原作の超大作を作品と格闘しつつ、かなり自由に!痛快に仕上げている。 ベビー・グルートの愛くるしさと全体のポップ感がマッチして凄く良かった。本作で 109 シネマズ大阪 エキスポシティの IMAX WITH LASER を初体験。巨大スクリーンに映写された 3D 作品は映画と一体となる 体験ができて大満足だった!

第2位 哭声 コクソン
韓国の田舎の村によそ者(國村準)がやってきてから不穏な事件が連続する...『チェイサー』のナ・ホ ンジン監督が容赦ない描写でたたみ掛けるオカルト大作!國村準の悪魔のごとき怪演がスバラシイ!

第3位 パトリオット・デイ
あ臨場感たっぷりにリアルな現場描写を得意とするピーター・バーグ監督作品。2013 年 4 月のボストン マラソン爆弾テロ事件。犯人確保までの 102 時間がスリリングに描かれる。テロが起きた際、巻き込ま れ亡くなった人がどのように扱われたのか?そして中盤から後半にかけて、追い詰められた犯行グルー プが、夜の街を徘徊し一般市民を拉致。そのまま怒涛の市街戦に突入するくだりなど、その緊張感は監 督の中でも屈指の出来だった。

第4位 散歩する侵略者
前川知大原作の舞台を黒沢清監督が映画化。<概念>を奪う侵略者。しかし見た目は人と変わらない 彼らの不気味さが黒沢作品としてうまく機能していた。人々から概念が消え世界は静かに崩壊してゆく。 その中で描かれるのは不仲だった夫(松田龍平)に訪れる変化、それに苛立ちを隠せない妻(長沢まさみ) と彼らに関わる人々の物語。限られたであろう予算の中、さまざまなアイデアが見事に光っていた。

第5位 ユリゴコロ
『虹の女神 Rainbow Song』などの恋愛映画の名手、熊澤尚人監督がミステリーに挑み見事に新たな代 表作を生み出した。殺人をココロの拠りどころとしてしか生きてゆけない女、美紗子(吉高由里子)の波 乱万丈の人生が現在と過去を交錯してつづられてゆく。クライマックスはダムでの激白のシーン。見事 な 1 シーンで思わず涙がでてしまうほど。女優 吉高由里子の新たな代表作だ。

第6位 怪物はささやく
病に伏した母。その少年のもとに現れた巨大な怪物が毎夜 1 つずつ。3 つの物語を語りだす。少年の心 とリンクする怪物の物語と少年が最後に語ることになる 4 つ目の物語が切なく感動的。アニメーション や CG を駆使した幻想的な視覚効果も美しかった。

第7位 お嬢さん
パク・チャヌク監督の官能ミステリー。2017 年衝撃の作品といわれて思い出すのがこの作品。とにか く変態的でエロティック。それぞれに視点が変わる 3 部からなるミステリーも観ごたえがあった。

第8位 スキップ・トレース
90 年代に大ヒットアクションを連発したレニー・ハーリン監督とジャッキー・チェン。そしてその相 棒におバカなことに体を張って限界に挑む『ジャッカス』シリーズのジョニー・ノックスヴィル。全編 どこか懐かしい痛快なアクションとドタバタコメディが展開。上映中、場内は笑いが絶えなかった。2017 年 1 番爆笑しながら鑑賞した作品。

第9位 ナラタージュ行定勲監督作品。離婚の成立していない妻をもつ教師葉山(松本潤)と女子学生泉(有村架純)の許され ない恋を描く。泉がクライマックスに校舎屋上で涙をみせる一連のシーンがとくに作品の印象に残り気 持ちを持っていかれた。初めて有村架純の魅力に気付けた作品。

第10位 ドクター・ストレンジ IMAX3D版
2017 年の 3D 作品としては No.1 の出来。3D 描写が抜群に優れていた。主人公であるドクター・ストレ ンジは魔術を扱う異色のヒーロー。そのキャラクター性を生かし主人公は画面奥からスクリーン手前へ 駆け巡る。3D 演出ありきの画面構成も凝ったつくりになっていた。街が前後左右上下に分離し、その中 を演者たちが縦横無尽に移動する描写など、予算を贅沢につかったビジュアルが全編に渡り展開し圧倒 された。

☆2017 年 9 月に全国的にもめずらしい 3D 映画の特集上映『スコーレぶっとび☆3D 祭り』を企画開催。

☆伊藤新悟の3D体験記
2009年2月に『ブラッディ・バレンタイン3D』を鑑賞したのが最初のデジタル3D作品の鑑賞。同年10 月『ファイナルデッドサーキット 3D』をほぼ満席の状態で鑑賞し、とにかく飛び出す映像と客席め がけてとんでくるレーシングカーのタイヤなど、シアター内が一体となり盛り上がった経験をしたのがきっかけで、3D 作品に魅了される。その年の 12 月には 109 シネマズ名古屋にIMAX デジタルシアターが オープン。IMAX3D 版で鑑賞した『アバター』、その鮮明な映像と見事な 3D 表現に衝撃を受けた。

次世代 IMAX を体験しに大阪へ
2015 年 11 月、大阪の万博記念公園のそばにオープンしたのが 109 シネマズ大阪エキスポシティ。日本で初めてここに導入されたのが 4K ツインレーザープロジェクターで映写をする IMAX 次世代レーザー。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014 年)は大好きな作品で、その続編である『ガーディア ンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』はIMAXカメラで撮影されたシーンが全体の約半分ほどあり、 3D 効果も監督みずから監修するこだわりの作品だ。

2017年5月、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』この作品でIMAX次世代レーザー を初体験してみようと決めて、いざ大阪へ。この劇場では IMAX カメラで撮影されたシーンになると画面サイズは 1.9:1 となる。シアター入り口で 3Dメガネを受け取ると、スクリーンのあるシアター内へ続く通路がかなり長い。それだけのスクリーンサイズがあり、空間もあるのだとワクワクした。せっかくの機会なのでシアターど真ん中で鑑賞。目の前には「高さ 18m×横幅 26m ビル 6 階建て相当」の視覚的にはほぼ正方形の巨大なスクリーンが広がる。IMAX カメラで撮影されたシーンではこのスクリーン全面に隅々まで鮮明な映像が映写される。3Dメガネをかけても気にならない明るさで、立体映像が視界に広がっている。音響も 12ch が採用されていて音の圧を感じるほど大迫力。映画の世界と一体となる体験が実現していた。
posted by ミッキー at 02:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: