幼い頃に目の前で父親を殺されたスクヒ(キム・オクビン)は犯罪グループの殺し屋として育てられた。やがて育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)を愛するようになって結婚する。
だが、まもなくジュンサンが対立する組織によって殺されてしまう。彼女は復讐の鬼となって、1人敵対するアジトに乗り込み、敵を殲滅するが国家組織に逮捕される。
しかし、10年後には自由にすると言われ、国家直属の暗殺者となるために「暗殺者養成施設」に入る。
公開されてから気になっていたが、時間が合わなくて今日になってしまった。
悪女と言うからには色気をもちいて男をたぶらかし……とかってに想像していたがとんでもない勘違いだった。
悪女ではない。悪女にならないと生きて行けない運命で、訓練された身体を武器に戦う女性だ。
1人で何人もの敵を殺しまくるシーンは観ている者の身が硬くなるほどで、狭い廊下での格闘シーンはどこからカメラを向けていたかと思うほど臨場感があった。
主演のキム・オクビンさんは、アクションスクールで特訓を受けて、ナイフ、銃、日本刀、機関銃、斧などの武器の扱いも訓練して70日間の撮影に挑んだ。
この作品は、スタントマンの道を挫折したという監督さんならではの「人生リベンジ」映画となったわけだ。