🎬『祈りの幕が下りる時』福澤克雄監督/119分/1月27日より東宝系映画館にて全国ロードショー公開
東京都・葛飾区小菅の木造アパートで滋賀県在住の押谷道子の絞殺死体が発見された。アパートで同居していた住人も姿を消したので、滋賀県在住の押谷が東京で殺された理由もわからずじまいで捜査は難航した。
捜査を進める加賀(阿部寛)は、押谷が中学の同級生で、今は有名な舞台演出家の浅居博美(松嶋菜々子)をたずねて東京にやってきたことを突き止めたが……。
阿部寛が主演ということだけ頭に入れて、体調不良のまま試写室に行った。まず最初に出てきた烏丸せつこさんの自然体のしぐさやしゃべりがとても上手く映画の始まりは最高だった。
そして次々と起こる殺人事件の展開があまりにも早く駆け足で進んで行くのでついていけなかった。最後には「あ、そうだったのか」と理解するが、納得はできなかった。原作を読んでから観るべき作品なのだろうか。
緊張感は途切れなかったが、阿部寛さんの声の張りがないので暗く感じた。(シドニーで観た『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』の時もそう思った)何回も同じ旋律で繰り返す音楽もいただけなかった。