日頃作ったことなどないのであたふたするが婆さんは、大きなヘアバンドをして、作り始めには衣服に毛がついてないか点検。
昨日、今日、明日は役に立ちたいと意気込みだけはあっても、集中できるのは1時間半が限度だ。娘から「ちょうど、映画の1本分だね」と言われた。
🎬『THE FLORIDA PROJECT』ショーン・ベイカー監督/アメリカ/DENDY CINEMAにて
お節作りに足りないものがあって買い物を頼まれたついでに映画も1本観た。歩いて10分ほどのDENDY CINEMAの横がスーパーだから、ついでにという言い訳もすんなりOKが出た。
これが、いっぺんに疲れが吹っ飛ぶほどの良作‼️ 今年最後の684本目は『THE FLORIDA PROJECT』と決めた。明日も時間はあると思うがこれで〆にしようと思う。
(半分以上想像)フロリダの殺風景な場所で底階層の人々が暮らす週払いのアパート。若い母親と5、6歳の天真爛漫な娘がここに住んでいる。貧乏で同じアパートの住人が働くレストランの裏口から、当然のように残り物を貰っている女の子。母親は道行く人に小銭を「ちょっと、財布を忘れて」とか言って貰っている。
そのアパートには女の子のお連れが2人いて、3人でいつも愉快にいたずらしたり、なけなしのお小遣いでソフトクリームを1個買って1なめずつ分け合っている。
時には管理人のおじさん(ウィレム・デフォー)をからかっているやんちゃ3人組。
会場には100人ぐらいの観客。時々、笑い声や驚きの声があがる。女の子は大人顔負けの受け答えをして、気難しそうなウィレム・デフォーさんを食ってしまっている。
デフォーさんは人情のある管理人さんで週払いのお金を小銭で払う母親に苦笑している。アパートの見まわりも抜かりなく、悪さをしていても大目に許しているところもあった。
3人組のそれぞれの母親も貧しいが「放任しているようだが気持ちはしっかり捕まえている」という親子関係が言葉を理解出来ないミッキーにもビンビン伝わってきた。
早く字幕付きで観たいし、邦題や子らのしゃべっているのも脚本があったのか気になることだらけの作品だった。