2017年12月29日

シドニーで映画三昧(5)『Call Me By Your Name』

朝と夕方にわんちゃん🐕の散歩をしていると行き交う人ほとんどが「グ、モーニング」と声をかけてくれる。「グッド、モーニング」じゃない。でもミッキーは発音は確実に明瞭にカタカナ読みで笑顔を添えて挨拶する。でないと可愛いわんちゃん🐕連れなので、余分に話しかけられそうで困った経験があるからだ。

🎄クリスマスの時はどこでも「メリー、クリスマス」だ。お店でも通りすがりの人も、これは世界共通。24日とか25日、26日は各家庭でパーティーをやるので夜中まで笑い声や嬌声が聞こえてくる。それでも日本みたいに警察に通報することはない。クリスマスを超・特別の日となっているお国柄だ。


🎬『Call Me By Your Name』ルカ・グァダニーノ監督/イタリア、フランス/DENDY CINEMAにて

1983年夏、北イタリアの別荘で両親と夏を過ごす17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は、大学教授の父が呼んだ24歳の大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)と出会う。

始めは誰にでもそつなく会話ができ、いろんな国の言葉がしゃべれて、女の人の扱いも手馴れている彼に男としてジェラシーを感じていた。

強引な誘いで一緒に自転車で街を散策したり、海で泳いだり、読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、どこの場でも気がつくとオリヴァーを目で追っているエリオだった……。

邦題は『君の名前で僕を呼んで』で、4月に日本で公開予定。ほとんど英語がわからないミッキーだが、北イタリア風景3割、父息子の最高の距離感3割、そして同性愛的要素4割……、間違いでなければ、エリオはこのひと夏で「女の子ともお兄様とも」ダブル初体験する。

絶対、絶対、忘れることの出来ないひと夏の経験だけど、彼を見守るような眼差しを向ける両親、別荘の使用人、村人の存在の描き方が秀逸な作品だった。

オリヴァーを演じたアーミー・ハマーさんは24歳には見えなかったが、1月5日に公開されるスタンリー・トゥッチ監督・脚本『ジャコメッテイ 最後の肖像』のアーミー・ハマーさんとはまた違った魅力を醸し出していた。


posted by ミッキー at 06:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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