それにしてもアジア人が多いこと。ここは香港か ? (いったことないが)大きなお声で話すのは中国、キンキンと高めなのが韓国、ボソボソは日本人だ。デパート内部はエスカレーターの登り口にガードマンがついていて、大きな事故が起こらないように流れを見張っている。
高級なバッグ、化粧品、靴……みんな半額だがミッキーには縁がない。何回めかのお肌の曲がり角の娘はお気に入りの化粧品の店まで、辿り着こうと頑張っていた。フゥ〜。
娘と買い物するなんて後何回あるだろうかとじっと我慢の婆さん。
🎬『Wonder』スティーヴン・チョボスキー監督/アメリカ/DENDY CINEMAにて
オギー(ジェイコブ・トレンブレイ/『ルーム』の男の子)は顔に障害を持っていて病院に入っていたり、自宅学習をしたりしていたが、10歳を機に地元の小学校に入学することになった。
本人はもちろんだが、両親(オーウェン・ウィルソンとジュリア・ロバーツ)、姉(イザベラ・ヴィドヴィッチ)も心配でたまらない様子。
校長や教師の細心の配慮があったが、やはり奇異の目で見られて、いじめもあって……。
原作は R・J・パラシオ「ワンダー Wonder」。シドニーも学校が休みとあって親子連れが3組と、大人が15人ほど。
この学校は、家族が送り迎えをするし、先生もけっこう目が行き届いているせいか、目を覆うようないじめはないのでホッとする。
とにかくオギーの家庭はオギー中心で回っている。オギーが学校で受ける嫌なことはストレートに打ち明ける。しかし、姉はぐっと我慢している。同じ学校だから彼女も嫌な思いをしている。
この映画の感心したところは、オギーをいじめる子、姉の友だちで急によそよそしくなった女の子の家庭もしっかり描かれていることだった。
母親にジュリア・ロバーツ、存在感は半端ではないし、『ルーム』で素晴らしい演技をしたジェイコブ・トレンブレイも特殊メイクで多感な少年を目と声で演じ切っていた。