2017年12月16日

今日、12月16日公開『彼女が目覚めるその日まで』『Mr.Long ミスター・ロン』

🎬『彼女が目覚めるその日まで』ジェラルド・バレット監督/カナダ、アイルランド/89分/名古屋センチュリーシネマにて

21歳でニューヨーク・ポスト紙・新米記者のスザンナ(クロエ・グレース・モレッツ)は、仕事もやりがいがあって、音楽家で優しい恋人スティーヴン(トーマス・マン)との仲も順調だった。

しかし、このところ体調不良で時々ぼんやりすることが多くなって来て、大切な約束を忘れてしまい、精神的にも浮き沈みが激しくなる。

会社から自宅待機を命じられて、医師の診断を仰ぐが、出てくる数値は正常で「精神の病」ではないかと診断されて転院を促される。

原作は、原因不明の神経疾患にかかったニューヨーク・ポスト記者のスザンナ・キャラハンが書いたノンフィクション「脳に棲む魔物(Brain on Fire)」。原作本を読んだシャーリーズ・セロンが映像化権を獲得しプロデューサーをしている。

観ていて、不安で押しつぶされそうになった。上司から「ドラッグをやっているんじゃないか」といわれたり、部屋が片付けられなくなって父親に心配をかけたりする。

ひどい痙攣発作も数度となっても異常がないと言われて、両親や恋人は不安になる。今の医学でもわからないことがいっぱいあるのだと驚いたが、同じ公開日で日本映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』も同じ病気ですよと配給会社のO様に教えて貰った。明日、観に行く予定だ。

🎬 『Mr.Long ミスター・ロン』SABU監督/日本、香港、台湾、ドイツ/名古屋センチュリーシネマにて

台湾人の殺し屋で鋭利なナイフを使うロン(チャン・チェン)は、東京・六本木の台湾マフィアの暗殺を引き受けるが失敗し、自らも傷を負ってしまう。

トラックの荷台に隠れて、北関東の田舎町にたどり着いた彼は、ジュン(バイ・ルンイン)少年と麻薬中毒の母親・台湾人リリー(イレブン・ヤオ)と出会う。

彼はそこの荒れた空き家に住み着いたが、料理の腕がかわれて地元の貧しい人々の優しさにふれて、台湾ラーメンの屋台をひくようになった。だが安穏な日々は長く続かず……。

主演はチャン・チェン。影があってニヒルな殺し屋の凶器は、手にすっぽり入るほど小さい鋭利なナイフ。立回りしながら首や喉、胸、腹をサクッと切っていく姿が様になっていた。

彼とジュンとリリーの3人の平和な時はほんの数ヶ月。映画のしまい方として「情」が過多のような気もしないではないが、年末年始にご覧になるには、これぐらいがちょうどいいと思った。

☆入場者プレゼントに「極太中華麺」を貰った。4束入っていてずっしり重く、ロンちゃん麺の作り方も載っていた。
posted by ミッキー at 19:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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