🚃 藤沢「シネコヤ」
藤沢にある歴史ある映画館2つ(「藤沢オデヲン」「フジサワ中央」)が閉館したことから「藤沢から映画館を無くしたくない」という想いで藤沢住民の方により作られた映画館。
シネコヤという名前は、<シネ=シネマ><コヤ=小屋、寺子屋>から付いた名前です。映画に登場する食べ物を食べながら上映をしたり、映画の小道具を再現した展示会のようなイベント上映をされ、さらには映画とコンサートも一緒に行うイベントなど、映画の魅力を引き出せるよう工夫されています。(ホームページより)
〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸3丁目4−6
では映画の話を。
🎬 『俺の獲物はビンラディン』ラリー・チャールズ監督/アメリカ/92分/12月16日よりシネマート新宿・シネマート心斎橋他にて全国順次ロードショー公開。
コロラド州の片田舎。アメリカをこよなく愛する中年男・ゲイリー(ニコラス・ケイジ)は、米同時多発テロの首謀者とされるテロリスト、オサマ・ビンラディンの居場所を政府がいつまでも見つけられないことに腹を立てていた。
人工透析を受けているゲイリーは透析中に神様から「パキスタンに行って、ビンラディンを捕まえろ!」という啓示を受ける。
アメリカを救えるのは、自分しかいないと強い使命感を持ってしまい、任務を遂行しようと資金調達のためにラスベガスに飛ぶ。入国手段にヨット、武器には日本刀を携えて、ようやくパキスタンに着いたが……。
ニコラス・ケイジ主演だからきっと「😀笑わせてくれるはず」と楽しみにしていたが、期待は良い意味で裏切られた。大真面目で、それも実話とは試写室でいただくプレス資料を見るまで知らなかった。
まあ、ニコラス・ケイジが大真面目!にビンラディンを捕まえにいくという設定だが、その周りの、例えばアメリカのCIAの職員やお医者さん、敵地と乗り込んだパキスタンの人々の懐の広いこと。
彼の「破天荒な言い分と行動」に目が点になったが、このアンチヒーローのエネルギーに絡みとられた。
監督さんは『ボブ・ディランの頭の中』『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』の方。新作にニコラス・ケイジを起用した眼力がすごい。