ダイアナ妃をはじめとして、アメリカ人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公・キャリーが愛してやまない靴と爆発的なブームとなって、映画ではソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』に協力した靴デザイナー、マノロ・ブラニクの魅力に迫るドキュメンタリー。
有名な靴らしいが聞いたことももちろん履いたこともない。いったいお値段はおいくらぐらいとネット検索してみたら!!!質素に暮らす4人家族の食費と光熱費ぐらい。でもハイヒールだけじゃなくてペッタンコ靴も六万円ぐらいであった。
買えないことないが、3ヶ月自腹映画はなしにしないと……だから買えないと同じ。いま履いているのは二足で五千円くらいで黒、薄茶、白と揃えている。
安い靴を常用している者にとって別世界のドキュメンタリーだが、マノロ様はご自分の工房でデザインしてカッティングもしている。
工房と自宅にカメラが入り、ガーデニング好きなマノロの人間的魅力を魅せてくれた。
☆靴の映画といえば忘れられないのがスペイン映画・ラモン・サラサ監督の『靴に恋して』だ。マドリードを舞台で恋、仕事、家庭に迷う5人の女性の運命が交錯する作品。ミッキーは知的障害のアニータ役のモニカ・セルヴェラがわすれられない。マノロ・ブラニクのドキュメンタリーを劇場でご覧になって、DVDで「靴に恋して」を見てくだされば、きっといい年が迎えられる……といいなぁ。