1994年、アメリカ・ジョージア州にあるエモリー大学で歴史学者デボラ・E・リップシュタット(レイチェル・ワイズ)は、彼女の著書「ホロコーストの真実」を元に講演をしていた。
著書の中にはホロコースト否定論者・デイヴィッド・アーヴィング(ティモシー・スポール)の非難も掲載されていた。
その講演になんとアーヴィングが乗り込んできてけたたましく「嘘ばかり言っている」と反論を始めた。
しばらくしてアーヴィングはリップシュタットを名誉棄損で訴えて来た。彼女は悩んだ末に裁判で争うことに決めた。
これは1994年に実際に起きた論争が元で裁判になった実話。その論争はホロコースト否定するイギリスのデイヴィッド・アーヴィング とアメリカの歴史学者のデボラ・E・リップシュタットを描いている。
『秘密と嘘』『人生は、時々晴れ』『ターナー、光に愛を求めて』のティモシー・スポールさん。ここにきて火を見るほど明らかなホロコーストを否定する危険人物をやるとは……。
だが、さすが名優だ。数分もしないうちにミッキーの頭の中は過激に論争するアーヴィング氏に絡みとられていた。彼がしゃべりまくっていると観ていた会場から失笑が何回もあがる。でも、目が離せないし聴き入ってしまう。
レイチェル・ワイズには悪いが「変なこと言ってる」ティモシーさんの台詞、表情に目がいってしまった。マスコミもそっちに面白がってフォーカスしている。
☆アメリカの大統領選挙の時も「トランプ候補」に面白半分でマスコミが殺到していたのを思い出した。