カナダ人の看護婦ベッツィ(フランシス・ディ)は、カリブ国のハイチに住む地主・ホランド家の専属看護婦になった。だが、着いた日の夜、そこで見たのは夢遊病者のように屋敷を徘徊する奥様の異常な姿だった。
奥様を治療しようとするベッツィだったが、様々な奇っ怪な出来ごとが待ち受けていた。
題名がいいのか有名な映画なのか朝日ホールは7割の入り。『殺人者マルリナ』も題名はミッキー好みだったが3割弱の入りだった。
監督さんのジャック・ターナー氏を調べてみた。
ジャック・ターナー(Jacques Tourneur 1904年〜1977年)フランス系アメリカ人の映画監督である。代表作品には『キャット・ピープル』や『過去を逃れて』が有名。
主演するフランシス・ディは、1933年に製作された『若草物語』にキャサリーン・ヘプバーンらと共に出ていて大層美しい女優さん。
短い作品ながら魅力ある作品だった。今の感覚の「ゾンビ」とは違う古典的なもので、カッと見開いた目が不気味なゾンビで、ブゥードー教の魔術で操られてゆっくり動く屍のようだった。
☆トークには2人の監督さんが登壇したが映画に対する温度差のため、かみ合わないトークだった。これなら古代からのゾンビ映画歴史に詳しい方、お一方でよかった。