巨大生物の怪獣たちの出現と、その怪獣をも倒すパワーを持つ「ゴジラ」を相手に戦ってきた人類は、次第に力を失い地球を脱出しようと計画する。
そして2048年、人工知能によって選別された者たちが恒星間移民船・アラトラム号でくじら座タウ星eに旅立った。20年かけて辿りついたところは、人類が生存するには過酷な環境であることがわかった。
アラトラム号に乗る青年・ハルオは、4歳の時に目の前で両親をゴジラに殺されてから20年間、地球に戻ってゴジラを倒すことだけを考えていた。
移住の道が閉ざされたハルオは地球に帰還してゴジラを倒そうと決意。長距離亜空間航行で2万年の歳月が流れた地球に戻るが……。
日本映画界が世界に誇るゴジラを劇場長編アニメ化。
始めは今の状態を丁寧に説明してくれるので、ゴジラに詳しくないミッキーには良かった。それと、画面は斬新だが音楽は日本風の趣があった。この斬新と古風の混沌さがとても魅力的だった。
それにしても、このゲジゲジとしたゴジラ、不気味で得体が知れず、どこまでエネルギーがあるか未知数。それに向かって孤軍奮闘するハルオ。最後の20分は緊張の連続で体が固くなった。
日本アニメの技術、声優の実力を再確認した。
☆監督さんは『名探偵コナン』の静野孔文、『亜人』の瀬下寛之、ストーリー原案と脚本には『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄、音楽は『HERO』の服部隆之、映画の雰囲気ぴったりの主題歌はXAIさん。