第79回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞と主題歌賞の2部門を受賞したドキュメンタリー「不都合な真実」の第2弾。
地球環境問題の啓発に貢献したとしてノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元アメリカ副大統領。前作から10年経った今の地球の「現実」を追っている。
このドキュメンタリーは、11月3日に第30回東京国際映画祭のクロージング作品として上映された。来日したゴア氏が六本木EXシアターの舞台挨拶に出席。映画祭審査委員長のトミー・リー・ジョーンズさんとは、ハーバード大学のルームメイトで50年以上も前から親しい間柄。再会を喜んでいた様子がネットに流れていた。
ここ数年の異常気象には誰しもが恐怖さえ感じているが、ゴア氏の発言を聞いたり映像を観たりした後は「何か変えていかないと大変なことになる」と切実に感じた。
生活の中でいろいろ実行しているが、それがどれだけ役にたっているのかわからない。ミッキーが常に肝に命じているのは「求め過ぎない」ことだ。
人間の欲望の際限のなさが今の状況を作っている。ゴア氏は今以上に異常気象が頻繁に起これば全ての人が「気づく」とヤケクソ気味 ? に語っていたが、アメリカ・グラウンドゼロの地が水浸しになる前に一人でも多くの方々に観ていただきたいドキュメンタリー映画だ。