スタントマンのアカデミー賞といわれる「トーラス・ワールド・スタント・アワード」という賞に輝いたのは1978年生まれの日本人・浅谷康氏。
受賞した作品は『ハクソー・リッジ』で日本兵が爆発で火だるまになるシーン。メル・ギブソン監督から直接話しがあったと書いてあった。
彼がどうしてスタントマンになったか、日本とオーストラリアのスタントマンのギャラの違いなど頷きながら読んだ。
🎬『MASTER/マスター』チョ・ウィソク監督/143分/TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて
説得力のある弁舌、人を魅了するカリスマ性で韓国で数万人会員を集めている「ウォンネットワーク」のチン会長(イ・ビョンホン)。彼の正体は極悪詐欺師だ。
半年間、彼を調べてきた知能犯罪捜査チーム長キム・ジェミョン(カン・ドンウォン)はチン会長の最側近であるパク・チャングン(キム・ウビン)を説得。罪を軽くするから、ウォンネットワーク電算室の場所とジン会長の帳簿を渡せという。
パクは警察に密告するという自分の任務を遂行する間、協力するふりをして会社の機密を探っていたが、勘のいいチン会長は幹部の中に裏切り者がいることに気づく。
チョ・ウィソク監督の『監視者たち』は3年経った今でも時々思い出すほど気に入った作品。
会場はこのシネコンの最大席数の部屋で上映されたが観客は30名ほど。寂しい初日初回だが、143分という長さもあっという間だった。
韓国を代表する最高の俳優イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビンのイケメン組み合わせとミッキーの大好きなオ・ダルスさんも悪役だけど出ているし……。
ちょっと気になったのはビョンホンのお声が太くなって輝きが無くなったこと。でもそれを補うように表現力が上回っていた。来年2月にはビョンホン主演のラブ・サスペンス映画『エターナル』が公開される。待ちどうしい。