2017年11月05日

感想をいただきました 『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』by ねんねこ

東映さんが、この夏から「仮面ライダー&戦隊シリーズ」のマスコミ試写を始められた。これまでは ゙諸事情″(🐮なんだろう!?)により出来なかったそうである。もう熱心に観入るという年齢でもとっくにないけど、戦隊モノはともかく「仮面ライダーシリーズ」は興味ないこともないので、これから楽しみだな…
と思っていたら、今度はなんと「プリキュア」の試写まで始まっちゃった!

この日はちょうど一本観た続きで試写室に残っていたところ、現れた東映の宣伝担当の方も「誰も来ないんじゃないかなあ〜」と不安げだったけど、まぁ少人数ながら観賞者はいました。

さて『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』です。タイトル長〜い
「プリキュア」のテレビシリーズが始まったのは2004年。映画は今作でなんと23作目となりました!
いつも言いますが、ねんねこは漫画もTVアニメもほとんど観ません。深夜によく放送されてるような美少女萌え系?アニメとかも興味ないし、ましてや3歳くらいの女の子が対象(←宣伝担当さん談)の早朝アニメ観てるワケもないです。シリーズ最初のタイトルが『ふたりはプリキュア』(だから2人だったんだろうな)だったことや 新シリーズになる度に人数が増減していることくらいは なんとなく知ってましたけど。
ただ、現在放送中のこのシリーズに限っては、実は少しばかり気にはなっていたんです。と言うのも、主演キャラクターの声優として美山加恋ちゃんと福原遥ちゃんがキャスティングされていたから。
加恋ちゃんは 2004年のテレビドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』の健気な凛ちゃん役の名演技で一躍人気者となった子。かたや福原遥ちゃんは Eテレ『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』の ゙まいんちゃん″の可愛らしさで多くのファンを得、おそらくいまだに ゙福原遥″より ゙まいんちゃん″と言った方が通じるでしょうね。ともに子役出身にして今では女優としてドラマ・映画で活躍中。
しかしながら、演技者としての芸歴は長いものの、声優の発声法やセリフ術って一種独特じゃないですか。
多くの劇場版アニメで、レギュラーの声優陣に混じって俳優やタレントがよくゲスト出演してたり、最近ではアニメ以外でも外国映画の吹き替え版で主役級なんかを有名俳優・タレントが声やってますけど、それらは明らかにその人とわかるものがほとんど。あるいは敢えてその個性(個声)が狙いでのキャスティングだったり。逆に声優が本業の人が実写ドラマに出ていて そこでいつもの調子で喋ってたりすると、もの凄く不自然だったりします。
今回のプリキュアは6人で、あとの4人の声はいわゆる本職の声優さんが演ずるので、この2人との間で違和感が生じるんではないか?と心配だったのです。
結論から言えば、この劇場版を観るかぎり、それは杞憂だったようです。声の主が彼女らだとは気づかないどころか「この2人だけプロの声優じゃない!」とも思わないのでした。見事に溶け込んでいます。
見事!ということなら、今作にはゲスト声優として歌舞伎界のプリンス尾上松也さんが天才パティシエ役で参加しているんだけど、これがあのクールなイメージからは想像できないほどに もうノッリノリの楽しさで、やはり予めこれが松也さんだと知らなければ気づかないでしょう。

肝腎の内容についてなんにも述べてませんでした!
TV放送中のプリキュアはタイトルからも想像がつくでしょうが、スイーツがテーマ。6人の女の子たちがスイーツ作りに情熱を注ぎつつ、プリキュアに変身して…なんか敵と戦います。多分。すみません!テレビ版を観たことがないのであまり詳しいことはわかりません。
そちらはともかく、劇場版は「世界パティシエコンテスト」に参加すべく彼女らが来ているパリが舞台。そしてそこに現れたスイーツの化け物と戦う…と ざっくり言うとそうゆう話です。尺も1時間ほどだし、なにせ3歳くらいの女の子向けのおはなし(だから宣伝担当さん談)ですから そんなにムズカシイものじゃありません。

さぁそれじゃあ さすがに大人には退屈か…と思ったら、あに図らんや!これがよく出来ていてとても面白いんです!前述の松也さんのノッリノリも楽しさの大きな要因ですが、ちょっとした伏線まで張られてたりもするんですよね、3歳向けなのに。
6人もいるプリキュア=女の子たちの区別なんかもつかないんじゃないかと思ってたけど個性が際立っていてすぐに覚えられたし、それと先に「スイーツがテーマ」と書いたけど、もうひとつ「アニマル」というのもテーマだそうで、6人のプリキュアちゃんたちそれぞれがウサギやらライオンやらペガサス(!)やらの特性を備えていて、それを活かして戦うという設定。そして、これちょっとネタバレになっちゃうけど、敵の化け物の魔力でみんな別の生物(の特性)に変えられちゃうんですね。これがもう可笑しくって…(スイーツだけに「お菓子食って」と掛けてみました…)
試写案内をいただいてた人たち、やはり来るべきでした。どんな作品だって、観てみなきゃわからないのだよ!

とは言うものの、大の大人たちに「数多ある公開作品の中から是非ともこの映画を選ぶべし!」ともなかなか言い難くはあります。
でも、小さなお子さんをお連れのパパさんママさん!公開からは少しばかり日が経ってしまっていますが、今からでもお子さんと映画館にお出かけください!そして、必ず一緒に観てあげてください。べつに3歳じゃなくてもかまいません。小さな子が学ぶべきこともイッパイ詰まってます。すでに大人の方も自分を見つめ直す良い機会かも。それになにより楽しいです!

そうそう!この『映画 プリキュア』シリーズは、観客参加型として定着しているそうで、ねんねこも試写観賞時に渡されましたが「ミラクル☆キラキラルライト」というピンクの小っちゃなライトが入場者にプレゼントされます(※)。2007年11月公開の劇場版第4作の時から毎年異なった名前とデザインで登場しているアイテムで、プリキュアちゃんたちがピンチになったら、それを照らして応援するんです。
※ 劇場によって数に限りがあります。まだあるかな…
※ チケットを購入された中学生以下の小人に限るとのことです。残念!
試写室では いい歳をした大人たちだけでプリキュアちゃんを応援しました。場を想像してみてください…

かわいい短編『Petit☆ドリームスターズ! レッツ・ラ・クッキン?ショータイム!』も併映される お得な二本立てだよ〜!!

みんな〜 映画館へ会いにきてね〜!

− 了 −

posted by ミッキー at 00:06| Comment(0) | 感想をいただきました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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