2017年10月25日

ヒューマントラストシネマ渋谷で インド映画『マントラ』『僕の可愛いビンドゥ』

渋谷のヒューマントラストシネマにはインド映画でワイワイ言っている家族がいた。60歳ぐらいのお父さんが娘2人とその友人か親戚の娘だかが1人の計4人が、「お父さん、これを観ないと後悔するから、頑張ろうよ」「昨日観たのは、寝てたから覚えてないでしょ」とかインド映画大ファンの娘2人から言われていた。「次の観ようよ、ね、買おうよ〜〜」……なんと切符代節約の為に連れてきたらしい。「パパはいいよ、お前らで観て、ほら」と言って財布を渡していた。それから観たのが『マントラ』だった。お父さん、観ればよかったのに。

🎬『マントラ』ニコラス・カルコンゴール監督/インド/90分/2017年

中年のカビルが経営する老舗の食品会社は倒産寸前だが、彼の家庭は既に崩壊状態。表向きにはうまく行っているかのように取り繕っていた。

妻はあまりに忙しい夫の世話に追われているが不満をいっぱい抱え込んでいる。長男は上の階で暮らしていてレストランを経営していて、その店名が「マントラ」。父の会社は継ぐ気持ちはないようだ。

長女は大学に通っているが独立したいとチャンスを狙っている。次男(ミッキーはこの男の子が気に入った)はネットで知り合っただけで顔も見たことない年上女に熱を上げている。

カビルを慰めるのは年老いた愛犬と大学時代からの友人たち。

興味深いシリアスな映画だった。どこの国でも起こり得る家庭劇だが、インドの国の古来のやり方と、新しい波である欧米のやり方の違いがはっきりとでていた。主人公のカビルの世代はその中間ということで意識して行動しないといけない2面性が丁寧に描かかれていた。

🎬『僕の可愛いビンドゥ』アクシャイ・ローイ監督/116分/2017年

スランプに陥ったホラー小説家アビマンユ(アーユシュマーン・クラーナー)は出版社のすすめでラブストーリーを書くことになった。その恋愛小説を書くために悩んでいる時に、突然、両親それぞれから離婚したいという相談をうけて、びっくりして故郷に帰ったが、親戚の集まりにどうしても戻ってもらいたいための嘘だった。

だが故郷に戻ったことは無駄ではなかった。幼い時から隣に住んでいるビンドゥ(パリニーティ・チョープラ)をヒロインにする構想が固まったのだ。

時間軸があっちゃこっちゃするのでお得意の居眠り💤💤💤。映画のせいにしてはいけない。ビンドゥ演じる女優さんも好みじゃなかった。「アビマンユさん、この女はあなたには御せないよ」と早々と忠告したかった。

これもわんちゃん🐕が出てきた。それも無理矢理ビンドゥに押し付けられたんだから……💦

posted by ミッキー at 09:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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