朝から雨降りで鬱陶しいが10月終わりに『ブレードランナー2049』が公開されるので『ブレードランナー ファイナル・カット』を観ようとミッドランドスクエア シネマ2に来た。
これは2019年を想定して1982年に作られたが、2007年にリドリー・スコット監督自身が再編集したもの。
🎬『ブレードランナー ファイナル・カット』リドリー・スコット監督/アメリカ、香港/116分/1982年
2019年。地球人は宇宙へ進出して残された人間はいつも酸性雨が降っている都市でさまざまな人種がうごめくように暮らしていた。
元・刑事のデッカード(ハリソン・フォード)は元上司のブライアント(M・エメット・ウォルシュ)から、レプリカント4名が地球に侵入し人間を殺して逃亡したので見つけ出せと命じられる。
レプリカントとは危険な労働させるために強靭な肉体と高い知能を持つ人造人間で、4年間の死期もセットされている。ブレードランナーとはレプカリントの犯罪や暴走を止め、抹殺する刑事でデッカードはその中でも優秀な男だった。
彼はレプカリントを製造したタイレル博士(ジョー・ターケル)と秘書のレイチェル(ショーン・ヤング)に出会う。彼は彼女がレプカリントであることを知るが……。
2019年を想定した作品を想定した時代に観る…画面に映っているネオンの宣伝も今ある物。
デジタル処理とかCGなどまったく使っていないが、世の中の混沌を繊細な映像で観せてくれた。部屋の設えや街の景観(香港や日本だと思う)に目を見張った。
この作品の30年後を描いた10月27日公開の『ブレードランナー2049』がどんな展開を観せてくれるか楽しみになってきた。