2017年10月15日

『豚の王』から期待していた!10月21日公開『我は神なり』

🎬『我は神なり』ヨン・サンホ監督・脚本/韓国/101分/10月21日よりユーロスペース他にて全国順次ロードショー公開

ダム建設によって水没する片田舎の村に、乱暴者でいつもトラブルを起こすミンチョン(声:ヤン・イクチュン)がふらりと帰ってきた。

ところが、ミンチョンの妻子や村人は新しく建った「教会」に通い、若い牧師ソン(声:オ・ジョンセ)を信じ崇めていた。ミンチョンはすぐにインチキ教団主の詐欺師ギョンソク(声:クォン・ヘヒョ)の陰謀と見抜いていた。

それを阻止しようと奮闘するが妻子も村人も警察もミンチョンのことなど聞く耳を持たなかった。

今、注目の韓国若手監督さん。

毎年、東京、大阪、名古屋で開催される小さな映画祭「花開くコリアアニメーション」で『豚の王』(The king of pig) を観たときの感動は今でも忘れられない。

製作順から2011年のアニメ『豚の王』、2016年実写映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』、2017年のアニメ『ソウル・ステーション パンデミック』、そして10月に公開されるアニメ『我は神なり』は製作したのが2013年で『豚の王』の次の作品となる。

ゾンビ物の2作品は疑問が残るのであえて評はアップしなかった。しかしそのゾンビ映画で大いに名を上げたことは心から喜んでいる。

アニメ 『豚の王』 ヨン・サンホ監督は日本で多くても300人くらいしか観ていないと思う。DVDになっているかどうかもわからないが、是非とも併映してほしい作品だ。

🎬『豚の王』

会社経営が破綻した後、衝動的に妻を殺害したギョンミンは、興奮と怒りの中を中学生時代の同級生ジョンソクを訪ねる。 ジョンソクは作家の夢破れ、今はゴーストライターで生計をたてている。15年ぶりのギョンミンの突然な訪問に当惑したが……。

チラシには「青少年には適さない描写があります」の注意書があった。簡単なストーリーは書いてあったが、今まで「花コリ」長編作品はほのぼの系で、まさかここまで強烈とは考えもしなかった。

だが、観客は正直だ。韓国での評判が伝わっているらしく、アップリンク会場は満員御礼だ。
韓国の青春残酷物語だ。当時の韓国社会構造が中学生の力関係にストレートに表れて、弱者「豚」の悲鳴の中で、一人立ち向かった旧友を巡って、話が展開する・・・。

カメラが実際に廻っているようで、アニメを見ているなんて忘れてしまう。迫り来る映像に驚く。 声の出演はヤン・イクチュン。声優さんが誰?など感じている余裕はなかった。もう一度絶対に観たい韓国長編アニメ。
posted by ミッキー at 04:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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