2017年10月04日

東京映画三昧デー(2) 『汚れたダイヤモンド』

おはようございます。東京は半袖では少しブルッときて、あわててショールを取りに帰った。

今日のスケジュールは
10時渋谷ユーロスペースで『汚れたダイヤモンド』1時から試写で『最低。』4時半から新宿武蔵野館で『ポルト』そして最後は7時の難民映画祭で一本観る予定。

今、東中野ポレポレのお隣のコーヒー屋さん☕️イツキでモーニング中。さっき、ポレポレの前を通ったら『ヨコハマメリー』のポスターがかかっていた。再上映するらしい。もう一度大画面で観たくなった。

予定はめちゃくちゃ。武蔵野館の『ポルト』はシネマジャーナルの Sさんとのおしゃべりを優先にして取りやめた。そして 一度東中野のアパートに帰ったのが間違えのもとで、うたた寝をして目が覚めたのが6時40分……💦 今日は『汚れたダイヤモンド』と試写の『最低。』のみ。

🎬『汚れたダイヤモンド』アルチュール・アラリ監督/フランス、ベルギー/渋谷ユーロスペースにて/名古屋シネマテークで近日公開

ピエール(ニールス・シュネデール)は頭の回転の早さを生かし、窃盗団の一員として稼いでいた。ある日、警察官が彼を訪ねてきて、15歳のころから音信不通だった父のヴィクトルがピエールのすぐ近所の簡易宿泊所で亡くなったことを告げに来た。

こんな近くで住んでいたとは思いもよらなかったピエールは、父の葬儀の日に初めて父の兄のジョゼフ(ハンス=ペーター・クロース)とその息子で従兄弟にあたるガブリエル(アウグスト・ディール)に会う。

裕福そうで自信に満ちたダイヤモンド元締めの叔父親子を見て、父の受けた仕打ちを改めて思い起こすのだった。

ピエールの父はベルギーのアントワープの宝石商を営む家柄だったが、研磨機の事故で指を失なってからというものは、家族の厄介者とされて精神病院に入れられ、挙げ句の果ては財産も分与されず野垂れ死の人生だった。

それを思うとピエールは父の恨みの仕返しをしたいと窃盗団の親方に相談すると……。

重厚なサスペンス映画。

父の仕返しをしたいピエールだが、叔父一家と付き合っているうちに一家から信頼を得る。「俺と息子、そしてお前と会社を大きくしていこう、お前を息子同様に考えている」と叔父のから言われる。

ピエールの気持ちは揺れに揺れるが、リベンジのために窃盗団の頭も連れてきてる以上、自分の勝手でやめるなどできない。ボスはダイヤモンドを盗むチャンスを待ち構えている。

ダイヤモンドは確かに美しい、そのカットのやり方で、角度で、人の心も操る魅力がある。しかし原石は素人目にはただの石の塊だ。人間で例えるならピエールや従兄弟のガブリエルが原石で、人間関係や信頼おける大人の価値観や接し方が研磨機だとすると、より一層この作品に深い意味が含まれているように感じた。



posted by ミッキー at 08:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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