湾岸戦争で活躍した元軍人の刑事ジョン(ニコラス・ケイジ)は、相棒が捜査中に亡くなり悲しみに沈んでいた。
そんなある日、バーでシングルマザーのティーナ(アンナ・ハッチソン)と、少し話したり、酒を飲み交わしたりして知り合ったが、そのままバーで再会を約束して別れた。
その日から間をおかない時に、彼女は12歳の娘と一緒に家に帰る途中で、チンピラたちに乱暴されるという事件に遭遇。彼女は大怪我で記憶なく、しばらく昏睡状態だった。車の下に潜り込んで一部始終を見た娘は犯人の顔を覚えていて警察で証言するが。加害者は腕利きの弁護士の力で無罪放免になってしまう。
ニコラス・ケイジ主演と思って行ったが出ずっぱりではない。ニコラスが4割、強姦された母と見ていた娘、それを庇護するおばあさん(デボラ・カーラ・アンガー)の一家の様子が4割、後の2割は裁判と加害者。
そのバランスがミッキーは気に入ったが、ニコラスのファンは物足りないかもしれない。
それに刑事だけど「処刑人」として密かに悪者をやっつけるのも日頃のニコラス・ケイジとは違う。まあ、これを「よくやった」と思うか「ちょっとずるいぞ」と思うのかによって評価はうんと違うと思うが、ミッキーは好きなニコラス・ケイジ刑事だった。