そして今日、右肩に鈍痛が出たのでマッサージを予約してから、いつもの喫茶店に行くと、テレビで「北朝鮮からのミサイルが日本を飛び越えて太平洋上に落ちた」というニュースをやっていた。
今朝の6時ごろだよ、とパパが教えてくれたが、コーヒーを飲む前に一変に目が覚めた。マッサージの掛かり付けの先生ともこの話題になってしまった。
家に帰ってテレビをつけると予定の番組はやっていたが、画面の横にいつもこのニュースが張り付けてあった。
『あしたは最高のはじまり』ユーゴ・ジュラン監督/フランス/117分/9月9日より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー公開
プレイボーイのサミュエル(オマール・シー)は、南フランスのコートダジュールで観光客相手にヨットに乗せる仕事をしながら毎日を楽しんでいた。
ある日、突然、彼の前に少しの間、体の関係を持ったクリスティン(クレマンス・ポエジー)が現れて、生後間もない赤ん坊グロリアを、あなたの実の娘だと言ってそのまま娘を置いてどこかへ行ってしまう。
困ったサミュエルは、赤ん坊を抱えてて、彼女の住むロンドンに行くが……。
オマール・シーの魅力はもちろんだが、他にもロンドンの町並み、縁あって一緒に住むようになったゲイのベルニー(アントワーヌ・ベルトラン)家の子ども部屋の設え、彼の新しい職業・スタントマンの仕事裏事情、グロリアの可愛い表情……と、たくさ〜んある。
だが、きっとこうなるんだろうなぁという予測は外れた。もっと深くて重い一人の男性の数年間の人生を描いていた。この展開は意外だった。
そのストーリーの持っていき方がちょっと現実離れしている点もあるが、そこはオマール・シーさんの魅力で帳消しになった。