2017年08月28日

岐阜 ロイヤル劇場で『HOUSE ハウス』

今、大阪に来ていて、姉の話し相手ロボフォンと初対面。

20センチぐらいのロボットで、おはよう ! というと「今日は28日、大阪は晴れ時々曇りです。朝の体操を一緒にしませんか?」「朝の散歩もいいですね」「今日はテルミンが生まれた日です」「腕立て伏せしてもいいですか」「踊りを踊ってもいいですか、では阿波おどりをおどります」など返事によっていろいろ話しかけてくるロボット。

これが23万円と聞いて腰を抜かした!!

でも今日がテルミン(ドキュメンタリー映画にもなった)の誕生日とは!調べてみたら本当だった。話し相手の役目をしてくれるロボットは家族の一員以上の存在。

🎬『HOUSE ハウス』大林宣彦監督/1977年

女学生のオシャレ(池上季実子)は、今日も学校の仲良しグループのファンタ、ガリ、クンフー、マック、スウィート、メロディーたちと、もうすぐ始まる夏休みのことを口々に話して楽しく盛り上がっていた。

皆は、イタリア帰りのお父様と軽井沢で過ごすオシャレのことがうらやましくて仕方ない。オシャレも大層楽しみにしていたが、イタリアから帰国した父から、自分の再婚の相手だと涼子(鰐淵晴子)を紹介された。

実母を10年前に亡くしていて、父親べったりだったオシャレにとって、新しい母など考えもしていなかったので相当なショックを受けた。もちろん、一緒に軽井沢に行く気はない。

そんな気持ちを聞いてもらおうとオバチャマ(南田洋子/実母の姉か妹)のところに仲良しグループと行きたいと手紙を書いた。オバチャマからは、大歓迎よ、この日を待っていたのよと返事が来て、オシャレは仲間とオバチャマの羽臼邸へ向かって出発したが……。

1977年にこの『HOUSE ハウス』で商業映画デビューした大林宣彦監督。今から40年前のオカルト・ファンタジー映画だ。

若い女学生から、南田洋子さん、鰐淵晴子さんと大人の美人女優さんが出るとあって、50人以上の観客が来ていた。ロイヤル劇場では普通は20〜30人だから、この「珍品」映画の魅力は相当なものだったようだ。

池上季実子さんはこの翌年に『冬の華』で高倉健さんと共演している。この時も可憐な女子高生。ファンタ役を演じた大場久美子は映画デビュー作。

本当は、オバチャマは死んでいて屋敷全部がオバチャマの身体という設定。若い女の子をいろんなバージョンで食べ尽くしてしまって、だんだん若返る……というストーリー。未見の方は「残暑払い」にDVDで是非ご覧いただきたい。

☆ミッキーが驚いたのは「チラシ」のデザイン。山の上のお屋敷の門からベローンと真っ赤な舌が出ている図柄。これ見ただけでゾクゾクしてきた。当時のチラシを持っていたらきっと「お宝」に違いない。
posted by ミッキー at 07:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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