2001年9月11日、ワールドトレードセンターのエレベーターに乗り込んだのは、有名なウォール街の実業家ジェフリー(チャーリー・シーン)と、離婚したいと言いつのる妻イヴ(ジーナ・ガーション)、ビルの保全技術者のエディ(ルイス・ガスマン)、バイク便のマイケル(ウッド・ハリス)、美しい女性ティナ(オルガ・フォンダ)たち5人。
飛行機がビルに激突してエレベーターは38階付近で停止してしまう。閉じ込められたジェフリーたちは、オペレーターのメッツィー(ウーピー・ゴールドバーグ)と交信しながら脱出方法を模索するが……。
2001年、9月11日、ワールドトレードセンターに飛行機が激突した際、エレベーターに乗り合わせた男女の運命を描いている。
運命の日に運命のビルのエレベーターに乗り合わせた夫婦と3人の男女。5人がエレベーターに行き着くまでをそれぞれ動き出す。
仕事ばかりで家庭を省みない夫に離婚を迫る妻、夫は「必ず変わって見せるからもう一度チャンスをくれ」と懇願する夫婦、幼い一人娘の誕生日を迎えた貧しい幸せな家族、ギャンブル好きなビルの技術者、恋人と別れる決心をした美しい女性…。
観ていて彼らの運命の時がどう襲ってくるのかわかっているだけに、ミッキーの心臓はバクバクしていた。エレベーターという密室の中で大写ししかできない状況の撮影がとても臨場感があった。
このビルに飛行機が突っ込むシーンと3月11日の津波のシーンだけは見るのがとても怖い。
☆あれからもう16年だ。あの時、ミッキーの娘はカナダを旅行中で本当に心配した。本人は田舎を旅行中でのんびりしていて、田舎のバスターミナルのテレビ前の人だかりを見て、何が起こったのだろうと、そこで初めて事件を知ったらしい。