ロンドンの郊外でゲバブ屋を経営していた父息子。父は息子を大学に進学させ、今は卒業論文か博士課程の論文の締め切り目前で息子を「就職先は国連だ」と励ましている。
そんな病弱な父親がちょっとしたイザコザが元で街のゴロツキに殴り殺されてしまう。一人息子サラール(ジアド・アバザ)は包丁を手に悪魔のような殺人鬼に変化していく。
話の展開は読めるが、かなりじっくりみせる殺し場面。ゾクッとくる描写、ジアド・アバザの怪演にも満足した。暑気ばらいに是非。
☆これと似た展開の映画がマレーシア映画にあった。「趙夫人の地獄鍋」包丁をふるうのは母親と三姉妹。
DVD「消されたスキャダル」ジム・オハンロン監督/イギリス
大都会ロンドンのバタシー地区。元ラグビー英国代表の主将だったマックス(イドリス・エルバ)は、浮気が原因で妻のエミリー(ジェマ・アータートン)や子供たちと別居したが、今は心から後悔していた。
環境の悪い地域で育ったラップの得意な若者キングスリー(フランツ・ドラメー)は、老俳優のテレンス(ケン・ストット)との偶然の出会いで、麻薬組織から足を洗おうと決意する。
子ができないので養子縁組申請をしているタクシー運転手の中年の夫ジョージ(C・C=マイルズ)は、愛する妻にも打ち明けていない秘密があった。
余り交わりのない群像劇。でも最後の締め方にポロリとさせられた。特にラップする若者の才能に気づいてオーディションを受けさす老俳優の話がいい。タクシー運転手の話は接点はない(と、思うが)が夫婦が一番大切にしているものが「二人の愛」だったことを確認し合う、これもミッキーはいい話だと思った。
☆DVD屋さんに行くと、見るだけ〜が、絶対あれもこれもと借りてしまう。今から返しに行くが無事に空手で帰ってこられるか心配😟だ。