2017年07月14日

『バイバイマン』『リヴォルト』ヒューマントラストシネマ渋谷にて

昨日は早朝に高速バス🚌で名古屋から上京。大目的はレインボーリール映画祭と川口市skipDシネマ映画祭。1日前に上京したので昨日は試写2本とヒューマントラストシネマで2本観た。試写はまだ先の公開なので少しだけ。

🎬『いつも心はジャイアント』ヨハネス・ニホーム監督 /8月中旬公開 スウェーデン映画

施設で暮らしているリカルドは頭の骨が変形する難病を患っていて、父親はいなくて、母親は精神を病んで他の施設に暮らしている。母親に会うことも叶わず、差別の視線にもさらされているリカルドが、唯一気兼ねなくできることは「想像」することだけ……。

監督さん自らの体験が基になっている。こんな難しい題材を暗くならずに強い意志とユーモアを持って描かれている。人はどんな辛い状況でも「夢」見ることができると痛切に感じた。

🎬『きみの声をとどけたい』伊藤尚往監督/ 8月下旬公開 アニメ映画

舞台は湘南。ひと夏の少女たちの爽やかなアニメ。

「言葉にはね、タマシイが宿っているんだよ。コトダマといってね」と、小さいころお祖母さんに聞いたその一言が、少女たちの未来を変える出来事が、ミニFMステーションから発信される。声優さんたちがとっても素晴らしい作品だった。

🎬『バイバイマン』ステーシー・タイトル監督/アメリカ

アメリカのウィスコンシン州。古い大きな家に引っ越して来た3人の大学生が、ふとしたきっかけで「その名前を知った者、口にした者」には必ず死をもたらすという「バイバイマン」を呼び起こしてしまう。

それからというもの「バイバイマン」に取り憑かれた彼らはお互いに助け合うが、周りの人たちがどんどん命を落としていく。

「バイバイマン」の名前を言っただけで、本人も聞いた人も無惨な死をむかえてしまう話。誰かに聞いた不思議な話なら、秘密って言われても誰しも「これ、秘密だけど、あなたはバイバイマンって知ってる ?」と話してしまう。ミッキーなら朝行く喫茶店で何人かいるところでしゃべってしまう。ミッキーだけで5人は死んでしまう。口は災いの元だ。

人の口から口へとどんどん広まっていくのを止めるには、自分がしゃべった相手を殺し、殺す前に誰にしゃべったか教えてくれたら命は奪わないといって言わせて殺す。そして次は聞いた人の家に行ってまた同じように言って殺す。殺す。殺す。

女刑事役にキャリー=アン・モス、生き残った老女にフェイ・ダナウェイ。なかなかの掘り出し物ホラー。

🎬『リヴォルト』ジョー・ミアーレ監督/南アフリカ、イギリス

痛みだけを残して記憶を失った男(リー・ペイス)は留置所と思われるところで目覚めた。
隣の留置房には女(ベレニス・マルロー)がいて、「地球が人間以外のものに侵略された」と教えてくれたが半信半疑だった。

男はアメリカ軍の兵士で女は医師という設定で近未来の崩壊した世界の光景が画面いっぱいに広がる。人間以外の侵略物体は金属でできた長身のカマキリ ?みたいなもので猛烈な勢いで人間に襲いかかってくる。

これもミッキーには掘り出し物に近い作品だった。人間対人間以外のもの、それも人間が遠隔操作していない。地球は滅びる寸前でも人間は一致協力できない……という無様さが感じ取れた。
posted by ミッキー at 10:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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