50作品の中で3作品観ているのでちょっと紹介させていただくが、運良くこの3作品、ミッキー好みで超オススメばかり。是非ともシネマカリテでご覧いただきたい。http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2017/
★『犯罪の女王』イ・ヨソプ監督/韓国
JALの機内で観た。時間の関係で3分の2しか観ていないから、カリコレ作品に入っていたので嬉しい限りだ。途中までだが、韓国おばちゃんパワーがきいていて面白かった。
判事を目指す息子が住む考試院(受験用の下宿)で水道料120万ウォンになったのを知って、一人住まいでこんなにかかるはずがないと考試院に向かった美容院経営のミギョン。彼女はそこで大きな事件が潜んでいるのに気づく……というストーリーだった。
★『朝日が昇るまで』アレハンドロ・グスマン・アルバレス監督/メキシコ
2016年のSKIPシティDシネマ映画祭の長編コンペティション部門で最優秀作品賞。
心臓疾患と肥満のために、家に引きこもるように暮らすフェデ。時々、妹夫婦が様子を見に来てくれる。妹の夫ラモンが旅行に行った時の写真をみせてくれた。フェデは家にあった古いフィルムを思い出して、やっとの思いで外に出てカメラ屋に向かう。カメラ屋で店番していた少年パウロは店主がいないのをいいことに、小遣い欲しさに手間賃だけで現像してくれた。それがきっかけになって、フェデの家に時々遊びに来るようになって・・・。
ぜいぜい、のそのそ、よたよた……太り過ぎの身体を持て余しながら生活する男。壊れかけの廃墟寸前の家に住んでいるが、他は汚くても彼の棲み家は清潔だ。いつでもコーヒーやクッキーが準備されている。
少年はいつもクッキー目当て、義理の弟はいつも小うるさい妻から逃れるために、いつも嫌な顔ひとつしないフェデの家にやってくる。
気のいいおデブさんを演じるルカ・オルテガさんの本職はドラマー。どおりで指先の演技がただ者ではなかった。心優しい彼を取り巻く男2人もいい味を出していた。うるさくていやがられているお姉さんだって、弟が心配だから、ついつい小言も多くなる…それも愛情だ。
★『アトラクション-制圧-』フョードル・ボンダルチューク監督/ロシア
モスクワ・北チュルタノヴァの高校では先生が今夜の天体現象(隕石雨)について説明している。生徒達はどこかの屋上にいって見ようと楽しみにして家に帰っていった。
その中の一人の少女ユリアは数年前に母親を亡くし、国の防衛局・大佐の父親と二人で暮している。頑固な父は、今夜出かけることも、男友達と付き合うことも許してくれない。彼女は言うことを聞かないで、友人の高層マンションの屋上に行くが・・・。
配給元のご好意でDVDの小さな画面で観たが、その小さな画面ですら迫力満点だった。
『第9地区』『エリジウム』の制作会社、クリエーターがロシアに集結して誕生したSF超大作。ミッキーも劇場でもう一度観る予定だ。
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