親善大使を務める北野武さんが「遅刻してすみません。会場が豊洲だと思って行ったら築地と言われ、そこも違うと言われてやっとここに着いた」とジョークを飛ばしていた。
🎬『ルージュの手紙』(原題:The Midwife)マルタン・プロヴォ監督/フランス/年末に公開予定
真面目に生きる助産師クレール(カトリーヌ・フロ)は既に亡くなっている父親の元妻ベアトリス(カトリーヌ・ドヌーブ)から突然、電話がかかって来た。彼女は父親の前から30年前に姿を消した女だった。
彼女は重要な話があるので会ってほしいと言う。会いたい人ではないが深刻そうな話ぶりに会うことにしたが……。
30年ぶりに会ったベアトリスは父親の「死」を知らず、その死の理由を聞いて茫然とする。ベアトリスは自分の病が思わしくないために、クレールに中に入ってもらって、父親に会いたいと思っていたのだ。
ベアトリスはヅケヅケと思ったことを言う女で見た目地味なクレールに「あなたのコート、似合わないよ。後ろ姿みたことないんじゃないの」など世話になっているというのに遠慮なしだ。一方、父親を捨てた憎い女だが、見捨てる気持ちにはなれないクレール。
ベアトリスとの暮らし、時々、野菜農園で会う男(オリヴィエ・グルメ)との交際、助産婦さんの仕事、息子の独立などが気負いなく描かれていた。