2017年06月02日

東京・映画三昧デー(2)『レイルロード・タイガー』『甘き人生』

昨日EU映画祭でいただいたのは、ルーマニアのミネラルウォーターで喉ごしが柔らかく特上の水だった。早速調べてみたら『AQUA Carpatica』(アクアカルパティカ)という名前。

ルーマニアは、ヨーロッパの水源の6割が存在していて、中でもこの『AQUA Carpatica』は、手つかずの自然が残るヨーロッパ最後の原生林といわれるカルパティア山脈の国立公園保護区内から採水。

水源から直接採水され、高い純度を維持したまま自然ろ過され、限りなく自然に近いナチュラルミネラルウォーター。日本ではナチュラルローソンと成城石井にて販売されている。と書いてあった。

今日は一日中、渋谷方面で試写を観る予定だ。

🎬『レイルロード・タイガー』ディン・シェン監督/124分

鉄道で働くマー・ユェン(ジャッキー・チェン)と仲間たちは、列車にしのびこんでは日本軍の物資を盗んでいたので、日本軍から目をつけられていて「レイルロード・タイガーズ」と呼ばれていた。

日本軍に追われいた負傷兵ダーグォー(ワン・ダールー)は「日本軍の物資を運ぶ列車を橋のところで爆破させる計画」をやり遂げたいと言ひ残して亡くなってしまったが、その意志の強さに打たれたマーたちは彼の思いを遂げようとする。しかし、鉄道に詳しいとはいえ普通の男たち。そんな大ごとができるのだろうか。

先ほどのアカデミー賞で名誉賞を受賞したジャッキー・チェンの最新作。軽快な音楽、アニメを混じえた映像、中国側が日本軍に対していろんな知恵を絞ったり、仲間内で協力したりという展開で、日本人として「不甲斐ない」とか「見たくない」とは一度も感じなかった。

これは今月16日に公開されるので来週あたりにアップする予定。

🎬『甘き人生』マルコ・ベロッキオ監督/イタリア、フランス /130分

1969年のトリノ。9歳のマッシモの前から突然母親がいなくなった。周りから母親は天国に逝ったと教えられたが、彼はその死に納得せず喪失感に苛まれて成長した。

そして、数十年後、ローマでジャーナリストとなっていたマッシモ(ヴァレリオ・マスタンドレア)は昔の傷をそのままに心を閉ざして孤独な独身生活をしていた。

そんな時に精神科の女医エリーザ(ベレニス・ベジョ)と廻り合い次第に母の死から解き放たれる気持ちになるが…。

40歳もとうに過ぎた男が母親の喪失から抜け出せない日々の葛藤を、これでもかと言うほどに丁寧に描いている。それがちょっと鼻についてしまった。

自分を理解してくれる精神科医と恋愛という設定にお手軽さを感じたが、これは事実が基になっているから仕方ない。

監督さんは『夜よ、こんにちは』『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』の方。7月に公開される。


posted by ミッキー at 14:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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