禁酒法時代のボストン。厳格な家庭に育ったジョー(ベン・アフレック)は、警察幹部である父トーマス(ブレンダン・グリーソン)に反発。家を出て仲間と悪事を働いていたが、押し入った賭博場で対立するアイルランド系ギャングのボス・ホワイトの恋人エマ(シエナ・ミラー)と出会い、密会する仲になる。
それがホワイトの耳に入り、仕掛けられた罠にはまって刑務所送りとなってしまう。だが父トーマスの尽力でわずか3年で出所する。その後、ホワイトと敵対するイタリア系マフィアに入り、ホワイトの仕切るフロリダ州タンパへ乗り込んでいく。
実は昨日、午前十時の映画祭で『アンタッチャブル』を観て、今日、初日初回で『夜に生きる』を観た。
一言で言えば(辛いけど)主演△。周りがバシッと決めている俳優さんとくらべると「声」で見劣りしている。
若い頃からヤンチャしている男の声ではない。それは全編を通してずっと感じられた。
映画の出来そのものはわかりやすくボストンならではの「糖蜜事件」も出てきて納得のいく脚本だったので、あれもこれもしないで監督と脚本に集中してほしかった。がミッキーの本音。
アフレック監督・脚本作品で一般上映されていない『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(2007年 主演ケイシー・アフレック。DVD有り)が忘れられない作品だったので辛口評になってしまった。