🎬『ショーシャンクの空に』フランク・ダラボン監督/アメリカ/1994年/午前十時の映画祭
これは2度ほど観ているが最後にみてからかなり年月(10年くらい)が経っている。新しい発見もあり大画面で名作を堪能した。ティム・ロビンスが刑務所に長い間入っていたが、始めの頃は文字をスッと読んでいたが10年過ぎるぐらいから遠くかざして見ていた。老眼が入って来たのだろう、一秒にも満たないしぐさが年月を表していて、決め細やかな演出を改めて発見した。
🎬『カフェ・ソサエティ』ウディ・アレン監督/アメリカ
映画業界の大物の叔父を頼りにハリウッドに来た青年ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)は叔父の秘書ヴォニー(クリステン・スチュワート)に一目惚れ。結婚も考えるほど二人は親密になるが…。
ちょっと辛口のロマンチック・コメディ。『パーソナル・ショッパー』でミステリーな女を演じたクリステン・スチュワートが、ウブなボビーに「あなたは車のライトにびっくりして立ちすくんでいる小鹿のよう」と言う。ぴったりの台詞だ。 ボビーの成長物語で、ナレーションはウディ・アレンがしている。
🎬『ノー・エスケープ 自由への国境』ホナス・キュアロン監督/メキシコ、フランス
いま注目を集めているアメリカとメキシコの国境が舞台。国境といっても砂漠に有刺鉄線が張ってあるのをくぐるだけ。でもそこから、大変なことが待っていた。不法移民を取り締まるのを使命と燃える男(ジェフリー・ディーン・モーガン)と獰猛な犬。必死で逃げる不法移民の男(ガエル・ガルシア・ベルナル)。
まるで移民たちの恐怖を体験しているようで、観ていて喉がカラカラになった。人間より犬が怖かった。その犬が死ぬシーンは一生忘れることは出来ないだろう。
🎬『フリー・ファイヤー』ベン・ウィートリー監督/イギリス、フランス
古くて広い工場で拳銃の密売取引をするギャングたち。その前日に各々のグループの下っ端同士がトラブルを起こしていたという偶然がきっかけとなって銃撃戦が始まる。
マーティン・スコセッシ監督が製作総指揮した作品だが、入り乱れる男たちの敵味方が最後までわからず、ちょっと💤してしまった。