控えめで欲の無い高学歴のグイド(ルカ・マリネッリ)はホテルの夜勤をしている。一方、彼女のアントニアは気難しく落ち着きのない性格で、昼間にレンタカー会社に勤務している。
性格も正反対で、生活時間もまちまちな二人だがとても仲良しだ。二人は早く子どもがほしいと考えていたが、それが元でぎくしゃくし始める。
イタリア男の「諦めない」純情?気質には「懐が深い!」と😱驚く。難問の不妊の原因が男性ではなくアントニアにあったことがわかるところから間柄にひびが入ってしまう。
彼女は「私といては彼は幸せになれない」と黙って身を引くが、行き先は元彼のアパート。
ま、その元彼はいい意味でおおざっぱな(これもイタリア男性気質?)な性格で嫌みがない男で気軽に一緒に住んでいるのだが、グイドが捜し当てて迎えに行くと即、元の鞘に。
役柄のユニークさで最後まで楽しめたが、彼女の行動が腑に落ちなかった。「アントニアよ!あんたにはグイドはもったいない男だ!」と言いたい。
☆グイド役のルカ・マリネッリは、昨年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を受賞。