2017年04月28日

頑張れ ! ロボット・ジーグ 5月20日公開『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』

🎬『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』ガブリエーレ・マイネッティ監督・製作・音楽/イタリア/119分/5月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国順次ロードショー公開

ローマ郊外のトル・ベッラ・モナカで暮らす冴えないコソ泥・エンツォ(クラウディオ・サンタマリア)は、盗んだ物を売りさばいてその日暮らしをしていた。唯一の楽しみは好みのヨーグルトを食べながらアダルトビデオを見ることぐらいだった。

ある日、盗みで警察に追われ川に飛び込み逃げおうせたが、川底にあったドラム缶の黒い油をかぶってしまう。その油のせいか、エンツォの身体は重いものも簡単に持ち上げたり、素手で鉄板を破ったりと超人的に変化してしまった。

それをいいことに、そのパワーを使ってATMを破壊してお金を盗んでいたが、世話になっていた親分の闇取引に加勢している時に、親分は殺され自分は高いところから落とされてしまう。しかし、のそのそと起き上がるエンツォ。

亡くなった親分には純真な娘アレッシア(イレニア・パストレッリ)がいて、ひとりぼっちなので仕方なく面倒をみることにした。アレッシアはアニメ『鋼鉄ジーグ』のDVDを片時も離さない熱狂的なファンだった。不死身のエンツォを見て、「ヒロシ」と呼んで片時も離れないようになって……。

これは去年のイタリア映画祭で観た。その時の会場の雰囲気がちょっと今迄と違って、アニメファンの若い男性陣が多かった。

イタリアでは日本アニメのファンが多く、来日した主役のクラウディオ・サンタマリアさんも子供の頃からジーグが大好きで、超合金のロボットを持っていたと言ったら、会場の方が持参したその超合金ロボをかかげて見せていた。

ほとんどアニメのことは知らないミッキーだが、十分に楽しめた作品だった。

主人公エンツォを演じたクラウディオ・サンタマリアさんは『緑はよみがえる』『海と大陸』にも出ている実力派の俳優さん。この新作でも20キロ増量してガッチリとした身体を作ったと語っていた。

☆鋼鉄ジーグは、日本では1975年から約2年間放映され、イタリアでは1979年にテレビ放映された。
posted by ミッキー at 16:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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