ボストンでアパートの管理と修理人として孤独に生活をしているリー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)は、漁師をしていた兄の急死の報を受けて、生まれ故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってきた。
兄の遺言で遺児の16才の息子・パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人を引き受けなければならなくなった。
そこで、リーは甥パトリックにボストンで一緒に暮らそうと提案するが「僕には学校があって、友人もいる。おじさんの仕事ならここでもやれる。絶対にここから離れない」と言われる。
だが、リーにはここに住めない過去の出来事があって……。
この試写が終わって、皆、「ケイシー・アフレックに主演男優賞をあげてくれてありがとう! と言うしかないね」「監督さんは脚本でもアカデミー取ってる」など口々に感想を言っていた。
ミッキーも同感だ。特にケイシー・アフレックのかすれ声が大好きだ。セクシーなお声だが、この作品では「モゴモゴ」と口の中で言っているようなしゃべりが、リーの取り返しのつかない悲しみを表しているように思えて涙を堪えきれなかった。
公開日には、気持ちを落ち着けてもう一度観たいと思っている。
☆ケネス・ロナーガン監督さんを検索していたら日本未公開の『マーガレット』(2011)を見つけた。内容がミッキー好みでDVDは出ているし、美人奥様 J・スミス・キャメロンさんも出ていらっしゃるので、早速探してみることにした。