2017年04月16日

シドニーで映画三昧(15)『Denial ディナイアル』

帰る日が迫ってくると荷物の整理に追われる。持ってきた量とほぼ同じ分量だと思うが、シドニー土産はお菓子が多いので嵩張るし、くずれるしで四苦八苦する。一番買って帰りたい果物は持って帰れないが、娘が🍓イチゴジャムを作ってくれた。

娘は日に日にションボリしだすから「ラインでいつも連絡取れるのに、何めそめそしてるの」と強がってみたが、ミッキーも自分の母のことを想うと娘のことを叱ってはおれない。

母は88歳まで元気でいて「一人暮らしを一度してみたい」と希望どおりに姉の家から数分のアパートを借りた。数ヶ月して「この歳で一人暮らし始めて良かった。一人暮らしは一度したら止められんくらい快適だからね」と毎日生き生きしていた。

ミッキーも「老後は……」なんて言うものなら、すぐさま「お母さん、今が老後 ! 」と負けずに言ってくる。あと何回シドニーに来られるかわからないが、今、今、一番したいことをしている幸せをかみしめている。

🎬『Denial ディナイアル』ミック・ジャクソン監督/イギリス、アメリカ

これは1994年に実際に起きた論争が元で裁判になった実話。その論争はホロコースト否定するイギリスのデイヴィッド・アーヴィング とアメリカの歴史学者のデボラ・E・リップシュタットを描いている。

最初のシーンは、どこかの講演会でデボラ・E・リップシュタット(レイチェル・ワイズ)さんがホロコーストの話をしているホールに入ってきたデイヴィッド・アーヴィング(ティモシー・スポール)が、自論をしゃべりまくり講演の邪魔をするようすが映し出される。

あ、『秘密と嘘』の写真館をやった人の良い方、ティモシー・スポールさんだ。『人生は、時々晴れ』では貧乏で娘にお金を借りる小心な父親を演じていた。『ターナー、光に愛を求めて』では強引なターナーを演じていたが、ここにきて火を見るほど明らかなホロコーストを否定する危険人物をやるとは……。

だが、さすが名優だ。数分もしないうちにミッキーの頭の中は過激に論争するアーヴィング氏に絡みとられていた。彼がしゃべりまくっていると観ていた会場から失笑が何回もあがった。これ、是非とも(1日でも早く)字幕で観たい作品。

レイチェル・ワイズには悪いが「変なこと言ってる」アーヴィング氏の方の台詞、表情に目がいってしまう。マスコミもそっちに面白がって ? フォーカスしている。

☆Denialの意味は否定。
posted by ミッキー at 06:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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