2017年04月14日

シドニーで映画三昧(13)『パーソナル・ショッパー』

日本では新作は土曜初日が多いが、シドニーの映画上映の切り替えは木曜。今週は4作品が新しく加わった。

オリヴィエ・アサヤス監督の『パーソナル・ショッパー』、アン・ハサウェイ主演の怪獣映画『Colossal』、ホロコースト歴史学者の裁判映画『DENIAL(原題)』、フランソワ・オゾン監督の新作『Frantz(原題)』。

近々に日本でも公開されるものや、ずっと先に公開されると思う作品がずらりと並んでいるので3日後に迫った日本に帰る日まで1本でも多く観られるように頑張っている。

🎬『パーソナル・ショッパー』オリヴィエ・アサヤス監督/フランス

(惑わされて半分も理解出来なかった)ファッションセンスが評価されているモウリーン(クリステン・スチュワート)は、お金持ちのファッションの相談や洋服、靴、バッグ、装飾品を買ってお届けする仕事をしている。

モウリーンは最近、彼女と双子として生まれた兄を亡くしたが、その後、彼女の携帯に謎のメールが届くようになった。どこに行っても彼女の行動がわかっているようで、不可解な出来事や物音で脅かされる日が続く。

始まりのシーンは郊外の古いお屋敷に一人で入り一晩過ごすモウリーン(ひょっとして死んだ兄が住んでいた家だろうか? )そうかと思うとバイクで颯爽とパリの街を走る。そして一流店で素敵な洋服などをたくさん買い込む。言葉もわからないので買い物狂かと思ってしまったが、お客様の要望や似合うものを買っているのに、なぜか彼女にぴったり。

お客様のために買っているのに自分で着て出かけたりしているから、自分もそうなりたいという願望もあったのだろう。

携帯の相手もどこの誰かもわからない恐怖が伝わってくる。霊的なポルターガイストの映画だった。

オリヴィエ・アサヤス監督の前作『アクトレス〜女たちの舞台〜』にもクリステンが出ているが、ジュリエット・ビノシュやクロエ・グレース・モレッツのことしか思い出せない。クリステンの肢体の美しさ、それを覆う個性的な衣装を観ているだけでも満足した。


posted by ミッキー at 18:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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