2017年04月13日

シドニーで映画三昧(12)『セールスマン』

今日は婿エディの🎂誕生日。愛犬喪失から立ち直っていないが、娘と夜中、ご本人が2階で寝ている間に飾り付けやプレゼントをセッテイングした。東中野娘からはTシャツ、娘はTシャツとボディローションなどのセット、他にもエディ友人が内緒で娘に🎁預けていたらしい。ミッキーは一番軽いもの……😆。

そして、晩はエディの希望でまた日本食。どんだけ日本食が好きなオージーだろう。下宿しているオーストラリアキャリヤウーマンもご招待した。

🎬『セールスマン』アスガー・ファルハディ監督/イラン、フランス/Chauvel Cinema

(ほぼ理解した)小さな劇団に所属している若い夫婦(シャハブ・ホセイニ&タラネ・アリシュスティ)は住んでいたアパートが立ち退きで、早く出て行けとばかりに壊されて壁に亀裂がはいってしまう。

慌てて次の住まいを探して引っ越したが、前に住んでいた住民の荷物が置いていったままになっていた。洋服ダンスには派手な女物の洋服がずらりで、眉をしかめる若妻。

数日後、彼女はお出かけ準備のためにシャワーを浴びる直前に、一階入り口でブザーがなったので、絶対、旦那様と思い込んで、ドアの鍵を開けて、急いでシャワールームに戻ったが……。

これも6月公開だからここまで。

『彼女が消えた浜辺』『別離』『ある過去の行方』のアスガー・ファルハディ監督の作品には「あなただったらどうする ? 」といつも考えさせられる。

幸せな暮らしの中に突然起きる「思いがけない出来事」で、じわじわと崩壊していく生活、人間関係を見ていると、日常生活の中にその不安材料がけっこうたくさん潜んでいるのに気付かされる。

カンヌ国際映画祭で「脚本賞」と「主演男優賞」を受賞し、第89回アカデミー賞の「外国語映画賞」も受賞した文句無しの人間ドラマだった。
posted by ミッキー at 10:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: