2017年04月05日

シドニーで映画三昧(5)『Hidden Figures』

娘のところに三匹の犬がいて、大型犬スージーがとうとう息を引き取った。もう17歳で人間なら100歳近いらしい。エディ婿にとって嫁より長い付き合いだ。平常どおりに振舞っているが落ち込みようは相当なものだと思う。

スージーは泳ぎが大好きな犬で、前日までエディが車で数分のシドニー湾で泳がせていた。元気に泳いでいる写メを見せてくれた……次、生まれても優しい飼い主に飼われることを祈っている。

🎬『Hidden Figures』テオドール・メルフィ監督/アメリカ

(ほぼ理解できたが2割想像)ロシアとアメリカが宇宙への有人飛行を成功させようと競い合っている時代に、NASAはアフリカ系アメリカ人の黒人女性3人が高度な数学の才能を持っていることを知る。ソ連に有人飛行で先を越されたが、アメリカ有人飛行を成功させる為に大活躍した女性たちの実話。


シドニー映画館では小型のチラシがあるだけなので内容はほとんど白紙状態で観た。原題を調べたら、Hiddenは隠されたで、Figuresは日本でもよく使うフィギュアで姿、が 大まかな意味だった。

50〜60年前のNASAの話だ。

高・知能集結、超・最新の技術集結の場所NASAで黒人に対しての差別がこんなに色濃くあったとは思いもよらなかった。まず、職場の棟も、食堂も、トイレも、図書館も、区別されている。

そんな中で、活躍した3人は、子持ちのシングルマザー・キャサリン(タラジ・P・ヘンソン)を筆頭にドロシー(オクタビア・スペンサー)、メアリー(ジャネール・モネイ/『ムーンライト』に出ていた)。

キャサリンはその中でもずば抜けた才能をかわれ、白人棟のNASA本部で仕事するが、けっこう遠い黒人棟までトイレに通う姿は観ているミッキーもトイレに行きたくなるほど同情した。本部の部屋に備えてあるお湯やコーヒー、カップも使おうものなら即座に張り紙をされていた。

並みいる男性技術者が部屋いっぱいの大型コンピューター(初期のコンピューターがこんなに大きくてたくさんの機械に分けられていたとは ! )に格闘して起動させようと躍起になっているが、彼女の頭がコンピューター並みだが、触らせてもらえないので黒板にチョークで綿密な計算をする。

数度、打ち上げに失敗しているので後がないNASAは異例中の異例で彼女を会議に出席させ「ここのところの計算が誤差をうんでいる」と図を書いて指摘する。その頭脳に驚いた宇宙飛行士が名指しで「彼女に起動計算をしてほしい、そうじゃないなら乗らない」とまで言わせている。

最後に実在の方々が映されるが知性的な面立ちの老婦人たちだった。

posted by ミッキー at 03:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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