その雄大な景色を見ながら☕️とサンドイッチで朝食。その後、大型スーパーに行って買い物。ぐるぐる回るだけでも疲れるが、見たもの見たもの珍しくていろんなお菓子や紅茶を買った。
帰りは最高にまずい野菜ラーメンを食べた。娘は「お母さん、ここは韓国風のラーメン屋さんだけどいいの ? 」と言ってくれたが、シドニーで7ドルの食べ物などないので試しにと思ったので注文した。
野菜はズッキニーの薄切り、人参、ネギ、ワカメがパラパラっと入っていて、インスタントラーメンだった(ねじれ具合でわかったし、それも一個は入っていない量)。ミッキー手作りのインスタントラーメンの方が3倍? 美味しい😡
家に帰って小一時間昼寝。それから20分🚌バスに乗ってフランス映画祭の会場に行った。当日行って、もし席がなかったら戻ってくる覚悟で行ったが4時からのも、6時半からのも空いていた。シニアでも1700円なので確かめるために若い男の子に聞いたら、突然、日本語で「フェスティバルみんなイッショ」と言われて驚いた。
こんなところで日本語対応してくれる何て嬉しい。こちらがもっと話すと「ちょっとしか分からない、忘れました」と、ニコニコ😃していた。
さて、観たのは2作品でミッキーの英語力では(フランス語だから英語字幕、それもすぐ消える)想像力をフル回転させてみているから、あってるかどうかわからないが、二つとも面白いものだった。
🎬『Penny Pincher ! 』フレッド・カヴァイエ監督
(半分以上想像)しみったれとかケチという意味らしい。主役の男の職業はオーケストラのバイオリン奏者。個人レッスンもしている。
とにかくただ券集めから、無料のものをどっさりお持ち帰り、難癖をつけて安くしてもらう、など客席から笑い声や失笑がもれてくる。
下手な生徒の親が経営するレストランの割引券を恩着せがましく貰う。出すものは舌でも出さないケチバイオリニスト。ケチな性格と演奏家がミッキーの頭では一致しないが、腕前は確かで音楽の聴かせどころもある。
そんな彼が若い女性の新人チェロ奏者に惚れてしまい、ケチでデートもしたことがないのでなるべくお金を使わない思案をしたり、急に「あなたの娘です」と見知らぬ少女が訪ねてきたりでてんやわんやになる。
この顛末すべてが「ケチ」が原因だから😄笑い声が絶えなかった。
🎬『The country doctor 』トマ・リルティ監督
(半分以上想像)とある村の人望ある医者(フランソワ・クリュゼ)は自身が余命わずかと診断されて、診療の負担を減らすために助手を雇うことにした。村の診療の後継者になってもらいたいという希望もあった。
その面接を受けに来た40代の女性ナタリー(マリアンヌ・ドニクール)は移民で、自国では一人前の医者だったが、フランスでは見習いを数年間しないと医師としてやっていけないという話だった。
受け答えからも医師の知識もあって気に入ったので雇うことにした。彼女は思っていた以上に的確な仕事ぶりで患者の評判もなかなか良いものだった。
監督さんが『ヒポクラテスの子供達』の方で、主演が『最強のふたり』の方だから、今年の日本のフランス映画祭や、一般公開される見込みは高いと思う。
ナタリーと医師(名前は忘れた💦)の考えはいつも一致するが、ただ一つ意見が分かれることが「山場」になっている。この山場は私たちにも考えさせられる問題だった。
マリアンヌ・ドニクールさんはあまり見慣れない女優さんだったが信念に裏打ちされた行動を直向きに演じていた。力量のある女優さんだ。