ミッキーは何か役に立たなくてはと思って朝食の準備をしてる。トーストパン、紅茶、果物、ヨーグルト、ハチミツと簡単なようだが、朝からセッテイングするのが日本と違うところだ。使った食器などもいちいち洗って拭いて元の位置に戻すのも決まりごと。
脳がフル回転しているから今のところ大失敗はないが……。
🎬『Alone in Berlin 』ヴァンサン・ペレーズ監督/ドイツ、フランス、イギリス/103分/7月上旬に日本公開予定
フランス占領を祝ってベルリン市民が喜んでいる中、オットーとアナ夫婦(ブレンダン・グリーソンとエマ・トンプソン)の息子ハンスの戦死通知が届く。
配達する女性も顔見知りの人で辛そうに渡す。オットーは悲しみを押し殺しいつも通り仕事場に出かけるが、アナは通告書をビリビリに破いて泣き伏す。
二人の住んでいるアパートにはユダヤ人の老婦人がいて住民と協力して捜査が入ると匿ったり、生活の手助けをしたりしていた。だが、その夫人も自宅に入ったコソ泥に密告されて警察に連行される間際に飛び降り自殺する。
この悔しい気持ちをオットーはハガキにヒトラーの批判を書いていろんな場所にそっと置くことを始めた。それを知った妻も一緒に協力してくれた。
ヒトラーのお膝元でも、反抗する市民がいたことを再確認した作品。難を言えばドイツ語ではなく、英語だったので少しがっかりしたが、内容はとっても深い。
2006年に公開されたマルク・ローテムント監督のドイツ映画『白バラの祈り/ソフィー・ショル、最期の日々』を思い出す。年代も白バラが1943で、『Alone in Berlin 』は1940年のことだ。当時使われていたギロチンも同じ鋭角の刃も同じだった。
ハガキの出所を捜査する警官にダニエル・ブルュール。オットーはアルゼンチンの名優・ブレンダン・グリーソン、7月には日本字幕で観られるので楽しみだ。