JALの機内映画を調べたら4月22日公開の『スウィート17モンスター』が入っていた。絶対にこれを観ていち早くアップする予定だ。
🎬『ぼくと魔法の言葉たち』ロジャー・ロス・ウィリアムズ監督/アメリカ/91分/4月8日よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次ロードショー公開
サスカインド家の次男オーウェンは、2歳で言葉を失い、7歳になるまで誰ともコミュニケーションを取れなくなっていた。
医師から自閉症と診断され、家族は途方にくれた。いつも一人でブツブツ言っているオーウェンの言葉を注意深く聞いていた父親のロンは、毎日、毎日観ていたディズニー・アニメ『リトル・マーメイド』のセリフだと気づいた。
早速、彼が大好きなディズニー・キャラクターであるオウムのイアーゴの人形を自分の姿を隠して、イアーゴになりきって「どんな気分?」と問いかけると「僕はハッピーじゃない、僕には友達がいない」と返事が返ってきたのだ。
5年ぶりの息子の言葉に涙をこらえて、イアーゴとしての会話を続ける父。そして家族全員が(父と母と兄)ディズニー・アニメを通じて「オーウェン」を取り戻す毎日が始まった。
愛情深いサスカインド家の日常に心底、感動した。きっとディズニー社も感動していろんな作品を(『リトル・マーメイド』『ピーター・パン』『ライオン・キング』など10作以上)提供したのだろう。それだけでも素晴らしい作品だということがわかっていただけると思う。
今は独立してアパートで暮らしていけるまでになったオーウェン君。アルバイトは映画館のもぎり。彼の頭の中はディズニー映画でいっぱいだが、驚いたことに彼自身も短編だがアニメーションを作っている。モノトーンの墨絵のような作画でとても印象的だった。