名前はシャロン(小学生の頃/アレックス・ヒバート)だが、学校では名前なんかで呼んでくれず「リトル」とか「オカマ」と、からかわれる存在だった。身体が小さくて内気な性格で「オカマ」の意味さえわからなかった。
そんなシャロンにとって、同級生のケヴィン(十代の頃/ジャハール・ジェローム)だけ大勢の同級生がいる以外だが、二人の時に声をかけてくれる唯一の友人だった。高校生(アシュトン・サンダース)になってもそんな交友が続いた。
ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心が理解できて不器用な抱擁をするが…。
泣けた😭、泣けた(T ^ T) 絵文字使うの初めてだが、試写室の明かりがつくのが早いのがしゃくにさわった。映画館で映画が終わり明かりがつくまでの時間さえ文句を言う人がいると聞いたことがあるが、この映画で頷けた。ミッキーなら10〜15秒は明かりを点けたくない。
それぐらい心をうたれたので、余韻に浸りたい作品だった。ご存知のとおり作品賞受賞がミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』と間違えて発表されたという前代未聞のハプニングがあったが、これぞ「作品賞 ‼️ 」と喝采を贈りたい。
それとシャロンの相談相手・ファン役のマハーシャラ・アリに助演男優賞も受賞した。この人との巡りあいがなかったらどうなっていただろうと思うぐらい親身になって、幼いシャロンに理解できそうな言葉を選んでいた。作品賞も助演男優賞もいただいて当然の映画だ。
是非、是非、劇場でご覧いただきたい。ミッキーもシドニーでもう一回観る予定だ。