2017年03月17日

名古屋駅西口のシネマスコーレで『無垢の祈り』

いつも使うシャンプーがなくなったので、それを届けてくれる友人と久しぶりにいつも行く喫茶店☕️で会った。

その方が「今、小学校の卒業式で前を通ったんだけど、七五三の着物のようなおかしな格好している子がいて、男親も新郎のような羽織袴で思わず吹き出しそうになったよ」と教えてくれた。

ミッキーは初耳だったが、ママはテレビでやってた!と言っていた。なんだか今時の話題に取り残されたようだ。ネットで調べてみたら小学校卒業で羽織袴が増えてきていると画像まで出ていた。

帰ったら郵便受けに『美女と野獣』の完成披露試写状が来ていた。「当日はベルイエローのものを身につけて」という条件も書いてあった。今年70歳になるミッキーに黄色のものなんて、小学校の卒業式に着る派手な羽織袴を笑っておれな〜〜い😰…でも行きた〜〜いので、ゴソゴソ探したら黄色の襟付き半袖シャツが出てきた。時間ギリギリで行ってパッと見せてパッと上着を羽織ることにする。

🎬『無垢の祈り』亀井亨監督

学校でいじめられている10歳のフミ(福田美姫)は、家庭では義父に性虐待に近い暴力を受け、母親も暴力を振るわれている。母親は救いを求めるようにキリスト教系の新興宗教にのめり込んでいる。フミは学校でもいじめられていて、下校時に変な男に声をかけられて卑猥なことを言われる時もあった。

心が安らぐ場所がなくて誰も助けてくれるないフミの行き場所は近所で起きている「連続殺人事件」の殺害現場。フミはそこの地面にチョークで犯人に宛ててメッセージを残す。

原作 平山夢明 で監督は亀井亨。亀井監督のいままでの作品『テレビばかり見てると馬鹿になる』『幼獣マメシバ』『ねこタクシー』『くろねこルーシー』と面白い設定の作品で楽しませてくれたのを頭に入れていたミッキーは、飛び上がるくらいびっくりした作品だった。

スコーレのスタッフの方に、これはどう ?と観る前に聞いたら、いつもと違う力みようで「是非 ❗️」と返ってきた。まあミッキーの本来の好みを知ってかどうかわからないが、これには驚いた。

10歳の少女(撮影時は9歳とか)にトラウマになって残るのではという心配も十分考えられる。

この日で最終日だからネタバレ含みで悪いが、連続殺人は、まだ息のあるうちに肉を削いで骨だけを取っていくのだ。それが便所でバッチリ、映像にしている……、闇の撮り方が震えるくらいいいし、効果音が効いている。だがこの手のものがお好きな方も、お一人様でDVDでなんて思わない方がいい。

今年、ゾクッときた映画のベスト3には入りそうだ。

posted by ミッキー at 07:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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