1960年代の初頭、台北に住む小四(シャオスー/チャン・チェン)は建国高校昼間部の受験に失敗して夜間部に通うことになった。彼は不良グループ・小公園の王茂(ワンマオ)や飛機(フェイジー)らといつも一緒に遊んでいたが、グループには入っていなかった。
小四はある日、怪我をした小明(シャオミン/リサ・ヤン)という少女と保健室で知り合う。清純そのものの彼女だったが、小公園のボスの女という噂や、敵対する不良グループのボスも彼女に目をつけているという話も耳に入って来た。
去年の東京国際で上映されたが、いち早く満席となって観られなかった。今日、初日初回にいったが、だれでも2200円で8割の入りだった。
途中休憩は無しだから結構後半はトイレに行く方が10人ほどが出入りしていた。
見どころは若い若いチャン・チェン。一途さが洋服着て歩いているような14歳だ。恋する小明も清純だが、ずっと見ていくうちに、そればかりじゃ「生きていけない」という考えもあって、14歳にしてはすごい女の子だと驚く。意志がしっかりしている少女として描かれていた。
☆エドワード・ヤン監督が1961年に台北で起きた14歳の少年がガールフレンドを殺した実際の事件を基に着想を得て作られた作品。
☆背の小さい男の子がボーイソプラノでプレスリーの歌などを歌っていたが惚れ惚れする上手さだった。もう一回、2200円払っても聴いてみたい歌声だった。