2017年03月01日

名古屋駅西口シネマスコーレで『「知事抹殺」の真実』

シネマジャーナル99号が出来上がり、名古屋駅西口のシネマスコーレに配本に伺った。98号の売れ行きがかんばしくなかったが、それを見て木全支配人さんが一冊買ってくださった。

え!見本がありますからそれをご覧くだされば…と申し上げたが、😃笑って「いいよ、いいよ」と言って買ってくださった。ありがとうございました。

だったからと言うわけではないがスコーレでドキュメンタリーを観た。

🎬『「知事抹殺」の真実』我孫子亘監督

2006年9月から5期18年の間、福島県の佐藤栄佐久知事は実弟の会社が関与したとされる汚職事件の追及を受けて辞任したが、取り調べの矛盾の中で、裁判所は知事には「利益を得る認識が無く収賄額は0円」という前代未聞の「有罪判決」を出す。12年に最高裁で懲役2年・執行猶予4年の有罪が決定。何の罪で有罪になったのだろうか。

このところのお隣の国の怖いお話を対岸の火事を見るような感覚でいたが、このドキュメンタリーを観て、我が国のやることだって……と「抹殺」の文字が大きく迫ってきた。

佐藤前知事は賄賂はもちろんのこと盆暮れの付け届けはすぐ返却するので、周りの職員はそれを元に返すことが仕事だったと言っていた。だから弟さんや知事の家宅捜査では何も出てこなかった。

明らかにことの原因は、知事に就任してすぐに(今から20年前)福島第二原発の事故に直面した時に「地元の自治体は目の前の原発に何の権限も持たず、情報伝達も一番後回しにされた」ことで、こんなことがあってはならないと原発に対して大きな関心と行動が国策と反対の方向だったからだ。

難しい言葉は一切なく、わかりやすく丁寧に作られていた。観客はいつも見かけないような背広姿、婦人団体の方が多かった。マスコミ先導のしくみもよく理解できた。

☆3月17日までスコーレで上映。
posted by ミッキー at 17:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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